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2015/09/30

ショーワ、テストコース「塩谷プルービンググラウンド」を新設

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 二輪/四輪車用のサスペンションなどを手がける大手自動車部品メーカー、ショーワ(本社:埼玉県行田市)は9月25日、栃木県・塩谷にテストコース「塩谷プルービンググラウンド」を新設し、栃木県の馬場竹次郎副知事や塩谷町の見形和久町長、本田技術研究所四輪R&Dセンターの山口次郎センター長などを招いて開所式を行なった。

 新設されたテストコースは、同社製品の開発体制の強化を目的に2013年から建設が進められたもの。定量的な実車測定が可能な全長約920mの直線路をはじめ、最大旋回半径R45の旋回路、そして郊外路やわだち路など、さまざまな入力条件における乗り心地や操縦安定性を評価する特殊路、さらに、2017年に完成予定のワインディング路等で構成され、敷地面積は約20万㎡、コース面積は約4万1300㎡と広大なものとなっている。

 開所式で挨拶を行なった杉山伸幸社長は、「このテストコースは、実車による完成車領域の感応評価の向上、システム開発の進化、次世代システムの基礎研究を目的とし、二輪四輪の多様化する市場ニーズに対応できるショーワの独自技術を開発していく」と述べ、続けて、全世界の過酷な路面環境のコースをテストコースに再現することで、同社製品コンセプトである「究極の気持ち良さと楽しさ」を高い水準で短期間に開発することが可能となり、また、将来の自動車運転社会に対応できるサスペンション、ステアリング技術開発をクローズドコースの中で集中的に開発できると説明した。

 同社では昨年5月の浅羽事業所敷地内の二輪車ロードテストコース拡張と、今回の塩谷プルービンググラウンドの開発を併せ、製品開発を今後さらに強化していくという。

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