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2015/11/29

JDパワー アジア・パシフィック ベストプラクティスセミナー開催“最新の自動車品質調査を発表”

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 J..パワー アジアパシフィック(本社:東京都港区、鈴木郁社長)は1116日、日本自動車耐久品質調査(VSD)や日本自動車購入意向者調査(NVIS)などの講演を行なう「JDパワー アジアパシフィック ベストプラクティスセミナー」を開催した。

 このセミナーでは、最新の自動車品質調査をもとに同社シニア・ディレクター兼アナリスト川橋敦氏と、同社ディレクター浦山浩一氏が講演したほか、ゲストの早稲田大学ビジネススクール教授兼ローランドベルガー会長の遠藤功氏による特別講演が行なわれた。

 川橋氏は、今年から導入した耐久品質調査(VDS)の調査内容と結果を説明。新車購入後37カ月から54カ月経過したユーザーを対象に、直近1年間にユーザーが経験した車両不具合の内容・発生状況を細かく聴取し、結果から、日本のマーケットは燃費経済性に加え、先進安全装備の充実により商品価値を高めているが、高いブランド力を維持するためには経年品質についても留意する必要があると論じた。

 浦山浩一氏は、1年以内に新車の購入を検討している方を対象に、自動車ブランドおよびモデルに対する意識、検討段階の購買行動について調査するNVISについて解説した。調査データは、新車購入動機やクルマに対する意識調査のほか、検討しているエンジンタイプなどユーザーの興味・関心を徹底的に調査したもの。このデータは、商品開発から販売、ブランド強化への取り組みに活用できるという。

 さらに、遠藤氏は自動車販売店の現状の課題と他業種における現場のベストプラクティスについて講演。遠藤氏は、「企業の競争力は企業活動のオペレーションである現場に埋め込まれており、問題解決力の高い“非凡な現場”があってこそ強い経営が生まれる」と述べ、強い競争力を持つ企業の具体例として新幹線の車両を7分間で完璧に清掃する「JR東日本テクノハートTESSEI」や、ヒット商品“ガリガリ君”などのさまざまな氷菓子を提供する「赤城乳業」を紹介した。

また、講演後に行なわれた第二部では、トラックやナビゲーションシステム、サービスなど各分野のCS調査において第1位に輝いた22部門・9企業にトロフィーが贈呈された。

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