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2016/02/28

低燃費化と高性能を両立した〝ライトサイジング〟新エンジンを搭載 ポルシェ・911カレラシリーズ

osaki
カーアンドレジャーニュース

ポルシェジャパンは、マイナーチェンジした新型「911カレラ」シリーズの納車を3月下旬から開始する。

従来の911シリーズに搭載されていた水平対向6気筒エンジンは911カレラが3・4㍑、911カレラSが3・8㍑で、ともに自然吸気だったが、新型車はいずれも3・0㍑のツインターボに〝ライトサイジング〟された。排気量が減少しても最高出力が20PS、最大トルクが60Nmずつ向上し、911カレラが370PS/450Nm、911カレラSが420PS/500Nmを発揮する。

動力性能も向上し、PDK(デュアルクラッチ7速AT)とスポーツクロノパッケージを装備する911カレラは、時速0~100㎞加速を0・2秒短縮させ4・2秒に。PDKとスポーツクロノパッケージを装備する911 カレラSは、3・9秒と911カレラシリーズとして初めて4秒を切った。これには新型エンジンのトルク増大によるところが大きく、両モデルとも1700rpmから5000rpmまで常に最大トルクを発揮し続ける。それでも燃費は最大約12%改善され、911カレラ(PDK)は新欧州サイクルの計測方式で13・5㎞/㍑を記録した。

加えてシャシー性能も向上した。路面状況やドライビングスタイルに応じ、各ダンパーの減衰力を無段階に調節可能なポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)を911カレラシリーズに初めて標準装備。これにより標準仕様車より車高が10㎜低くなり、より一体感のある走りを愉しむことができる。さらに、モード切り替えスイッチを備えたスポーツクロノパッケージなどがオプション設定された。

エクステリアは、4灯式ウエルカムホームライトを備える新しいヘッドライトや、縦のスリットが入ったエンジンフード、4灯式ブレーキランプを含む新しいテールランプなど、多く部分をブラッシュアップした。インテリアでは、オンラインナビゲーションとボイスコントロールを可能とする、ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)を標準装備するなど、機能を向上させた。

【希望小売価格】
1244万円~1813万円。

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