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2016/03/23

最新技術を惜しみなく投入し〝勝ち〟にこだわる ブリヂストン2016年モータースポーツ活動を発表

osaki
カーアンドレジャーニュース

ブリヂストンは3月17日、都内で2016年のモータースポーツ活動計画を発表した。同社は、モータースポーツをタイヤビジネスに直接関わる重要なコミュニケーションプラットフォームとして位置づけ、より良いタイヤづくりを追求。さらには、4輪・2輪メーカーとともに「楽しいクルマ・バイク社会づくり」に取り組む。

具体的には、4輪向けに「ポテンザ」を国内のトップカテゴリーレース、スーパーGTを中心に供給するほか、トヨタガズーレーシング86/BRZレースなどの参加型モータースポーツを通じて走る楽しさを伝え、クルマ好きを増やしていく。欧州のニュルブルクリンク24時間レースではタイヤの供給とともに、エンジニア育成や来場者とのコミュニケーション強化を図る。今年インディ500が100周年を迎える米国のインディカーシリーズには「ファイアストン」ブランドでレース用タイヤを供給。2輪においては、全日本ロードレース選手権や鈴鹿8時間耐久レースなどに「バトラックス」を供給する。

挨拶に立ったモータースポーツ担当の東正浩執行役員は「レースに身を置くことでその喜びや落胆を日常業務に生かすことができ、それがよりよいタイヤ作りにつながり、よいクルマやバイク作りに貢献することで企業理念につなげていける」と、モータースポーツを通じ企業理念を実現したいと述べた。

また、モータースポーツ技術担当の市川良彦執行役員は「昨年はスーパーGTのチャンピオンを奪還できず非常に申し訳なく思っている。今季はブリヂストンが持つ解析技術をフル活用し、新しい構造、材料などを投入し、今年は必ず勝ってチャンピオンになる」と王座奪還を宣言した。

発表会には、ブリヂストンタイヤの供給を受けるドライバー/ライダーも出席し、DJのピストン西沢さんによるトークショーが行なわれた。

スーパーGT500クラスの山本尚貴選手(チームクニミツ)は「このクラスはマシンの戦いだけでなく、タイヤの性能が勝負に大きく影響する。路面に接地しているのはタイヤだけなので、タイヤからの情報は重要」と、レースにおけるタイヤの重要性を説いた。

ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する大嶋和也選手(トヨタガズーレーシシングウィズトムス)は、「1周約25㎞のコースを1日走り続けるので、想定外のトラブルが起きることも多い。中でも、雨の夜間走行は本当に怖いが、路面温度が低くてもしっかりグリップするので安心してアクセルを踏み込める」と、ポテンザに大きな信頼を寄せた。

2輪の全日本選手権の中須賀克行選手(ヤマハファクトリーレーシングチーム)は「タイヤをバトラックスに変えてから4連覇、必ず5連覇も実現できると思う」と力強く意気込みを語り、トークショーを締めくくった。

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