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2016/09/30

トヨタ、新型車「C-HR」の日本仕様の概要を初公開

osaki
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ自動車は、新型車「C-HR」の日本仕様の概要を初公開した。また、11月上旬からWebで先行商談受付を開始し、2016年年末に発売する。

 C-HRは、2014年パリモーターショーでのコンセプトカー初出展以来、2015年開催の第66回フランクフルト国際モーターショーなど、欧州を中心に披露。日本では、第44回東京モーターショー2015での出展から約1年を経て、市販モデルの日本仕様初公開となる。伸長するコンパクトSUV市場に投入することで、より幅広いお客様の需要喚起を図る。

 デザインのコンセプトは、「センシュアル スピード-クロス」。スピード感あふれるボディ、SUVのたくましい足回りを表現したほか、質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に響く意匠を追求している。

 走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGAの取り組みのさらなる進化により、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現し、優れた操縦安定性・快適な乗り心地を達成した。さらに、欧州をはじめとする世界の様々な道や国内外のサーキットコースで走行テストを重ねるなど、走りを徹底的に鍛え上げている。

 なお、発売に先駆けて、11月26日(土)に富士スピードウェイで先行試乗会を予定している。

 エクステリアは、「ダイヤモンド」をモチーフに強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比による立体構成で、特徴的で構えの良い造形を創出。キャビンとドアサイドを一体化させ、ボディ下部を強く削ぎ落とすことで明快に際立たせた彫刻的なダイヤモンド形状と、豊かに張り出した前後ホイールフレアにより、大胆でセクシーなサイドビューを表現した。リヤアウトサイドドアハンドルは、ボディに一体化し存在感を抑えることで、2ドアクーペのような印象を演出する。

 また、キーンルックや、その構成要素でもあるアンダープライオリティなど、トヨタ独自のデザイン表現を進化。翼形状に回り込んだヘッドランプと合わせ、ワイド感・踏ん張り感のある鋭く力強いフロントマスクを創出している。

 インテリアのデザインコンセプトは「センシュアル-テック」とし、新しい操作空間を大人っぽい意匠に仕上げることで先進感を演出。インストルメントパネルからドアトリムまで繋がるソフトパッドや金属調オーナメントなどにより、広がりのある空間を表現した。また、ホールド性に優れたスポーティシートを設定。また、座面のパッド厚・硬度を最適化することで座骨への圧力を分散し、ロングドライブの疲れにくさにも配慮されている。

 走行性能は、コンセプトである「我が意の走り」を実現するため、「レスポンス-リニアリティ-コンシステンシー」に焦点を当てて開発。フロントに新開発のマクファーソンストラット、リヤにダブルウィッシュボーンのサスペンションを採用し、大径スタビライザーの使用やアブソーバー減衰力特性の最適化などが、優れた乗り心地や操縦安定性に寄与する。加えて、ボディ接合部への構造用接着剤の使用や環状骨格構造の採用により高ボディ剛性を確保し、優れた乗り心地と操縦安定性を実現している。さらに、SACHSアブソーバーを標準装備。アッパーサポートの緩衝材には、ウレタン材をトヨタで初採用した。

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