ダカールラリー2017参戦、日野レンジャー2台で総排気量10ℓ未満クラスの8連覇へ挑む
matsuguma日野自動車は10月21日、パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンの3カ国に渡って、来年1月2日から14日まで開催される「ダカールラリー2017トラック部門」への参戦体制を発表した。前回に引き続き、菅原義正氏が率いるチームスガワラとともに、日野チームスガワラとして、日野レンジャー2台で総排気量10ℓ未満クラスの8連覇へ挑む。
参戦体制は、1号車はチーム代表の菅原義正氏がドライバーで、髙橋貢氏がナビゲーターを務める。2号車は義正氏の次男・照仁氏がドライバー、11年から参戦経験を持つ杉浦博之氏がナビゲーターを務める。
また、2台のレースカーを支えるメカニックは、鈴木誠一リーダーをはじめ、中村昌樹サブリーダー、そして例年通り全国の日野販売会社から公募選抜された4名も参戦する。
参戦車両の1号車は、2016年大会の車両をベースにエンジンとサスペンションを改良した。搭載されるA09C型エンジンは、14年大会から搭載し、燃費性能を重視した低回転域に強いもの。今回はさらに速く走るため、カムシャフトやターボタービンを改良したほか、リヤサスペンションのモノリーフを1枚から2枚へ変更するなど、追従性を維持しながら耐久性を高めた。
一方、2号車は今大会用に新造し、1号車と同じ改良を施したほか、基本構造を変えずにリアボディーのパイプを太くするなどさらに耐久性を高めている。
今大会は、パラグアイの首都アスンシオンをスタートし、アルゼンチンのステージを経由してボリビアに入国する。ボリビアのラパスが休息所となり、その後また南下してアルゼンチンの首都ブエノスアイレスがゴールとなる。同コースの特徴として照仁氏は、「ボリビアのコースは、標高約4000mの所を通過する。私たちも標高の高いところにキャンプを張りながら移動しなければならず、過酷なレースとなるのが予想される」とコメント。同ラリー参戦から連続26回目の完走を目指す。
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