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2017/02/07

ジャパンキャンピングカーショー2017 大盛況のうちに閉幕 新型モデルや体験型コンテンツが注目を集める

osaki
カーアンドレジャーニュース

 アジア最大級を誇るキャンピングカーの祭典「ジャパンキャンピングカーショー2017」が今年も幕張メッセ国際展示場ホール(千葉市美浜区)を会場に、2月2日~5日まで開催された。このイベントは、キャンピングカーメーカー/ビルダー各社が新型車や限定車を発表する場として定着しており、毎年多くのキャンピングカーファンで賑わうイベントとなっている。300台以上が出展する史上最大規模で開催された今回のショーは天候にも恵まれ、来場者は昨年を越える約7万4000人を記録した。

 会場では、メーカー/ビルダー各社が初披露したニューモデルに加え、国内自動車メーカーや輸入車インポーターがキャンピングカー市場における新たな取り組みを発表。加えて、レンタルキャンピングカーを使った試乗会、瓦礫を再現した応急処置体験会など、初の試みとなった体験型コンテンツも人気を集めた。

 また、キャンピングカーで楽しむクルマ旅の啓蒙・普及を目的とし、著名人を表彰する「第5回キャンピングカーアワード」は、クルマ好きとしても知られている演出家・プロデューサー、テリー伊藤さんが2年連続で受賞。授賞式では「クルマも動物も大好きなので、自分のライフスタイルを褒められているみたいでうれしい」と喜びを語った。

■キャンピングカー市場の新たな取り組み

 イベント初日には、国内自動車メーカーや輸入車インポーターなどが新型モデルや新たなビジネス展開についての発表が行なわれた。

 日産自動車は、EV技術で培ったノウハウをベースに開発したグランピングカーを発表。NV350キャラバンをベースとする車両には、リチウムイオンバッテリーを搭載することで、キャンピングカーの要である電装を強化。家庭用エアコンや電子レンジなどの電化製品を、3~4日間使用できる防災時のプライベートスペースにもなる〝グランピングカー〟を提案した。

 FCAジャパンは、欧州産キャンピングカーのベースとして多くの車両に使われている「フィアット・デュカト」を初出展。今後日本市場への導入も視野に入れる同モデルは、来場者からも大きな注目を集めた。

 また、キャンピングカービジネスの新たな方向性を示す発表も行なわれた。米国レンタル大手「エルモンテRV」は、訪日旅行客のキャンピングカー利用をメインに、2020年までに300台の稼動を目指す。キャンピングカーのシェアリングシステムやフランチャイズビジネスを展開する「レヴォレーター」は、これらのビジネスを通してよりキャンピングカーを身近に感じられる環境を整備していくという。

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