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2017/02/28

トヨタ、トヨタブランドの燃料電池バスを東京都へ販売

osaki
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ自動車は、トヨタブランドで販売する最初の燃料電池バス(FCバス)を、東京都交通局へ納車した。今回納車したFCバス(車名 : トヨタFCバス)は、3月に納車予定の2台目と合わせ、3月より東京都営バスとして運行される予定となっており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京を中心に100台以上のFCバス導入を計画している。

 トヨタFCバスは、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用しており、内燃機関に比べてエネルギー効率が高いことに加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現している。加えて、「ノンステップ基準」に合致しており、高齢者や児童が容易に乗降できるバスとなっている。

 また、大容量外部電源供給システムを採用。最高出力7.2kWかつ大容量235kWhの電力供給能力を備えており、災害などの停電時に、学校体育館等の避難所や家電の電源としての利用が可能。トヨタFCバスは、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」や環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」により、開発と走行実証を行い、国土交通省の「地域交通グリーン化事業」により、今回の導入に至った。

 トヨタグループでは、水素を将来の有力なエネルギーと位置づけ、FCV「MIRAI」をいち早く市販するとともに、FCバス、燃料電池フォークリフト、家庭用の定置式燃料電池などの技術開発・商品展開を推進しており、今後も、「水素社会」の実現に貢献するため、グループ一体となって開発を加速していくとしている。

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