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試乗
2017/03/07

しなやかな乗り味と、力強いモーターの走り トヨタ・プリウスPHV 試乗記

osaki
カーアンドレジャーニュース

 先代モデルはプリウスと〝瓜二つ〟だったが、独自のスタイルが与えられた。特にフロントマスクは、4眼LEDヘッドランプで顔つきが精悍になった。また、車両後部は空力性能向上のため、中央部をくぼませたリヤウインドウガラスや、それに合わせたテールエンドがPHVの特別感を表現している。

 運転席は座り心地やフィット感に優れ、後席はアームレストを持つ2座席とし、4シーターのツアラーという感じ。この部分もプリウとは異なる。

 インパネで目を引くのが、タブレット端末を取り付けたような縦型11・6インチの大型モニターを持つ、SDナビゲーションシステムだ(Sを除く)。ナビの他オーディオ、エアコン、エネルギーフロー表示、タイマー充電の設定などの操作も行なう。文字や図形が大きく表示され操作しやすく、ナビもヘディングアップ表示だと先々まで表示される。ここもプリウスPHVの先進的な部分といえる。

 低重心・高剛性ボディにより、シート位置はセダンタイプにしては低い位置にある。中央がくぼんでいるのも関わらず、運転席から見るリヤウインドウガラス越しの風景には〝ゆがみ〟がない。ただし、ラゲージスペースの真下に駆動用バッテリーを搭載することからラゲージフロアがややかさ上げされており、ゴルフバッグ2個搭載の容積を持ちつつも、積み込む荷物によっては後方視界に入り込む可能性もある。

 モーターによる走行(EVモード)とHVが任意で切り替えられるほか、それぞれにエコ/ノーマル/パワーの三つのドライブモードを持つ。

 EVモードはさずかに静粛性が高く走りも力強い。市街地ではノーマルモードで十分。プリウスより重量増であることを感じさせず、パワーモードは踏み始めの瞬発力がかなり際立つ。段差を乗り越えた時のショックはすぐに収まり、カーブでは不要な車体の傾きも抑えられ、乗り心地はしなやかで不快な部分はない。

 先代に比べ、EVモードでの走行距離が倍増し、力強い走りを手に入れたのが大きな魅力といえる。近場のドライブや通勤も、モーター走行で済む機会が増えるだろう。次世代環境車は、プリウスとの価格差80万円強で手に入れることができる。

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