子どもの福祉用具・機器を一堂に集めた「キッズフェスタ２０１７　第16回子どもの福祉用具展」が、ＴＲＣ東京流通センター　第一展示場（東京都大田区平和島）を会場に、４月15・16日の２日間にかけて開催された。

　今年で16回目を迎えた同イベントは、回を重ねるごとに来場者数が増え、昨年は２日間で約１万人の来場者を数えた。今年も会場は、多くの子ども連れファミリーで賑わいを見せた。

　イベントでは、子どものための車いす／電動車いすやバギー、姿勢保持具をはじめ、各種補助用具や訓練具、寝具、衣類、遊具など、最新の福祉用具が数多く出展された。その中でも今回、関心を集めていたのが、〝すべての人に快適な移動の自由〟を提案する福祉車両の出展ブースだ。

（会場内には、最新の車いすやバギーが数多く展示された）

　今年は、日産自動車／オーテックジャパンがライフケアビークル（福祉車両）、そして都内でウェルキャブ（福祉車両）の販売を行う東京トヨペットも昨年に引き続き車両を出展した。「障がいを持つ子どもたちとその家族が将来、もっと気軽に移動できるようにウェルキャブを知ってもらいたい」と話すのは、東京トヨペットのウェルキャブ・特装グループを統括する内田彰博リーダー。賑わいを見せるブースには、ウェルキャブの販売サポートを行う都内６カ所のステーションから、介護職員初任者研修の資格を取得した専任スタッフも動員し、介助をする家族への車両説明や相談への対応、実車体験の補助を行っていた。

実車体験もウェルキャブ専任スタッフがサポート（東京トヨペット）

　出かける喜びや楽しみを提供できる福祉車両。今回のイベントを通して、一人でも多くの方に「この便利なクルマをまず知ってもらう」というアピールができていたのではないだろうか。

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