フォルクスワーゲン、「ゴルフ」を大幅刷新 最先端技術の採用で完成度向上
osakiフォルクスワーゲングループジャパンは5月29日、ゴルフ/ゴルフ ヴァリアント/ゴルフ オールトラックなど、ゴルフ全5シリーズを大幅刷新し発売した。直感的な操作を可能にする先進のデジタルインターフェースや、自動運転を見据えた運転支援システムと先進安全装備等の採用で、クルマとしての完成度をさらに高めている。
■先進性を視覚的に表現
前後バンパーのデザインを変更し、フェンダーの奥まで切れ込む新形状のヘッドライトを採用することで、スポーティでシャープなフロントマスクとなった。新たにLEDヘッドライトを採用したことで、自然光に近い光が路面を明るく照らす。テールランプも全車LEDを採用。LEDテールランプには、ウィンカーが流れるように点滅する、ダイナミックターンインジケーターをVWとして初めて採用した。
■先進のデジタルインターフェース
インストルメントパネルには、12・3インチ大型ディスプレイのデジタルメータークラスター、アクティブインフォディスプレイを初採用。このメーターは、ドライバーの好みに応じて数種類のモードから選択できる。
その一つ、ナビゲーションモードは、純正インフォテイメントシステム、ディスカバープロと連動した地図をより大きく表示することができ、優れた視認性を発揮する。
また、純正インフォテイメントシステムのスクリーンが大きくなり(コンポジションメディア=6・5インチ→8インチ、ディスカバープロ=8インチ→9・2インチ)、こちらも視認性を向上させた。
加えて、全面フラットなタッチスクリーンとなり、使い勝手も向上。ディスカバープロには、VW初となるジェスチャーコントロール機能を搭載。スクリーンをタッチすることなく、スクリーンの前で手を左右に動かすことで、メニューの切り替えやラジオ選局ができる。
さらに、同乗者がラジオや各メディアの操作、ナビの目的地検索ができるスマートフォン向けのアプリケーション、フォルクスワーゲンメディアコントロールも同日配信された。昨年から強化しているフォルクスワーゲンカーネットとあいまって、インフォテイメントシステムとスマートフォンの連携が一層高まり、利便性を向上させた。
■自動運転を見据えた運転支援システム
コンパクトクラス初の渋滞時追従支援システム、トラフィックアシストが設定された。レーンキープアシストとアダプティブクルーズコントロールをベースにしたこのシステムにより、前後および横方向のクルマの動きを制御できるようになり、システムは限界内で自動的にステアリング、加速/ブレーキ操作を行う。
さらに、全車標準装備されるプリクラッシュブレーキシステム、フロントアシストには、新たに歩行者検知機能を追加したことで、一段と安全性を高めた。
■スポーツモデルのパフォーマンスを向上
ゴルフシリーズの中のスポーツモデル、「ゴルフ GTI」と「ゴルフ R」は、搭載する直列4気筒2・0㍑ターボエンジンの出力をそれぞれ向上させ、GTIが230PS(10PS増)、Rが310PS(30PS増)とし、新開発の湿式7速DSGをゴルフ Rに採用するなど、走りの楽しさを伝えるモデルとして魅力をアップさせた。
両モデルの出力向上は、VWとゴルフの双方にとって重要なブランド哲学である「走ることへの情熱」の具現化であり、その一方、未来に向けたモデルとして電気自動車(e-ゴルフ)や、プラグインハイブリッド(ゴルフ GTE)も改良され、日本市場には年内導入が予定されている。
【希望小売価格】249万9000円~325万9000円[GTI]389万9000円~399万9000円[R]549万9000円~559万9000円(ヴァリアント=569万9000円)[ヴァリアント]293万9000円~359万9000円[オールトラック]359万9000円
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