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2017/06/17

ポルシェジャパン、EV販売比率10%以上へ

osaki
カーアンドレジャーニュース

 ポルシェジャパンは6月13日、都内で記者会見を実施し、今後のEVおよびPHVの導入展望を発表するとともに、ル・マン24時間耐久レース(6月17日~18日開催)で総合優勝を争うトヨタ・ガズーレーシングとレース直前のエール交換を行った。

(919ハイブリッド)

 ポルシェとトヨタは、ル・マン24時間レースにハイブリッドのレーシングカーで参戦しており、ポルシェジャパンの七五三木敏幸社長は「ポルシェはル・マン24時間最多の18勝を飾り、レースで得られた知見を市販車にフィードバックし開発に役立てている」と話し「徹底的にエネルギー効率を追求する姿勢が勝利に結びついている」と勝因を分析した。

 また、市場全体でのEV・PHVの普及率は0・3%だが、ポルシェは今後のEV販売比率を10%以上に引き上げていく計画を表明。2020年にはEVのスポーツモデルを投入するという。

(TS050ハイブリッド)

 特別ゲストのトヨタ・ガズーレーシング・北澤重久マーケティングディレクターは、トップを走行しながら終了3分前のマシントラブルで優勝を逃した昨年のレースについて「耐久レースの残酷さを痛感した戦いだった」と振り返り「今年は『すべてやり切っているか?』を合言葉に、23時間57分の壁を乗り越え優勝を目指す」と力強く抱負を語った。

 七五三木社長は「WECをはじめ、日本における耐久レースはトヨタのおかげで盛り上がっている」とコメント。昨年のレースについては「諦めることなく走り続けた結果勝利を掴んだ、耐久レースの真骨頂のようなレースだった」と述べる一方で「昨年のレース後に開催されたトップマネジメントミーティングでは『真の王者はトヨタ』と集まった世界中の幹部が拍手を送っていた」と健闘を称え、互いに24時間に及ぶ激闘を戦い抜くことを誓った。

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