旅やレジャーに最適なクルマ、ＲＶやキャンピングカーを中心に、旬な情報を発信していく「＆ＲＶ　Ｎｅｗｓ」。今回紹介するのは、自社国内一貫生産にこだわったキャンピングカー「ＦＯＣＳ（フォックス）」を製造するメーカー「フジカーズジャパン」の新拠点として、６月に誕生した「神戸西宮店」。広大な敷地に圧倒的な在庫数を誇る同店は、キャンピングカーを筆頭に、乗用車や福祉車両も揃う関西最大規模の展示場となっている。

　１９７７年に創業したフジカーズジャパンは、北は北海道・札幌、南は佐賀・鳥栖まで国内14店舗を持ち、海外にも拠点を構える総合カーディーラー。全店共通在庫は５０００台を誇り、そのすべてをどの店舗でも取り扱うことができるのが大きな強みとなっている。一方、関東以西の販売拠点は、岐阜、広島、鳥栖で関西地区に無かったことから、神戸西宮店がオープンすることで販売網の充実が図られている。
　キャンピングカーの製造においては、自社国内一貫生産にこだわった「ＦＯＣＳ」ブランドを展開。主にハイエースをベースとしたバンコン（バンコンバージョン）をラインアップし、50℃の寒暖差でも快適な室内空間を実現する「北海道断熱」と、「宮大工工法」による高品質かつ高強度な家具などが、多くのユーザーから人気を集めている。

■購入からメンテナンスまで任せられる万全の体制
　閑静な住宅街にある神戸西宮店は市内の北部地域で、神戸市内からクルマで約30分、大阪の中心街からも約１時間という好立地。サッカーグラウンド４面分に匹敵する約１万坪の広大な敷地を有し、キャンピングカーだけで１５０台、乗用車と福祉車両も約70台ずつ展示され、総展示台数は関西地区トップの３００台という圧倒的な規模を誇っている。
　「ここに来れば全ジャンルのキャンピングカーを見学できる」と話すのは、加藤公則店長。１００万円台の軽キャンパーやお買い得モデルから、１０００万台を超える高級モデルまで幅広く揃える。また、木の温もりが心地よいログハウスやキッズスペースも備え「展示会のような雰囲気でお客さんが長時間滞在してくださる」と来場者からの評判も上々のようだ。

(キャンピングカーだけで150台を展示、カテゴリー別に展示され見学もしやすい)

　展示車両は、キャブコンやバンコンなどのカテゴリー別に分かれているので非常に見やすく、いろいろなモデルと比較できるのも魅力の一つ。敷地内には屋内展示場も完備し、ＦＯＣＳブランドの新型車やトレーラーを展示。雨天時でもじっくりと室内などを見学できる。加えて、２台の大型リフトがあるメンテナンスピットは、乗用車からキャンピングカーまでの整備・車検に対応する。

（メンテナンスピットも完備）

■将来的にＲＶパークを建設も視野に　
　また、敷地内の工事は完了していない部分があるといい、加藤店長は「あくまでも計画だが、敷地内にＲＶパークのようなキャンプ場を造りたい」と展望を述べる。神戸や大阪へのアクセスも良好なので観光の拠点としても最適なことに加え、実際に車中泊を体験してみて購入を検討できるといった使い方もでき、構想段階から完成が楽しみな施設になりそうだ。
　さらに、人気の高まりを見せているレンタルサービス、自宅に駐車場の確保が難しいユーザーには最適なモータープールも備えるなど、カーライフを一貫してサポート。キャンピングカーにまつわるすべてを安心して任せることができる頼もしい存在となっている。

（お洒落なログハウスを備え、室内は木の温もりが感じられる事務所・商談スペース）

【店舗詳細】
所在地＝兵庫県西宮市国見台６－２－３▽営業時間＝10時～19時（毎週火曜日定休）▽℡＝０７９７－61－１３３２※最寄り駅のＪＲ福知山線・西宮名塩駅から無料送迎有▽スタッフ数＝加藤公則店長含む総員６名

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