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2017/09/03

オンロードでの走りの質感を向上 ランドローバー・ディスカバリー 試乗記

osaki
カーアンドレジャーニュース

 7年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、5代目となった「ランドローバー・ディスカバリー」。従来からの走破性はそのままに、ボディ骨格をラダーフレームからアルミモノコックへの変更やデザイン刷新等、随所に新たな要素を備えたモデルになっている。

 新型モデルは全長4970㎜×全幅2000㎜×全高1888㎜というサイズで、先代からいずれも拡大された。また、エクステリアは角型から丸みを帯びたものになり、より都会的で現代風な雰囲気を放つデザインでイメージを一新させている。

 エンジンはV型6気筒3・0Lで、ガソリン(スーパーチャージャー、最高出力340PS/最大トルク450Nm)とディーゼル(ターボ、最高出力258PS/最大トルク600Nm)2種類を設定し、今回はガソリンモデルに試乗する機会を得た。

 車重が約2・4㌧あるため走り出しこそ緩やかだか、トルクフルなエンジンは軽いアクセルタッチでも重量級ボディを淀みなく加速させ、モタつき等もなく登坂路でもストレスを感じさせない。重厚感のある乗り心地は快適で、ステアリングの操作に対する反応も素直。大柄ながら走りに重々しさはなく想像以上に軽快な走りを味わえ、オンロードでの走りの質感は大きく高められている。

 また、運転席からの見晴らしは良好で全幅2000㎜のクルマという感覚も薄く、思いのほか運転もしやすい。サイドステップは装備されないものの、荷重変化に応じて車高を自動的に維持して、乗降時には自動的に車高を下げる電子制御エアサスを標準装備するので、外観から想像する以上に乗り降りに苦労しなかったのが印象的だった。

 ボディ骨格にモノコックを採用したことで室内の頭上や足元空間に大きなゆとりが生まれ、居住性も向上。特にレッグルームは2列目で954㎜、3列目(オプション)も851㎜を確保しており、身長177㎝の筆者が3列目シートに座っても窮屈感を覚えることは無かった。さらに、2・3列目のシートは簡単に電動格納でき、最大2406?という圧倒的なラゲージルームを創出。シートアレンジの自由度も高く、多用途な使い勝手の高さは特筆すべきポイントの一つと言えるだろう。

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