トヨタは９月24日、東京・お台場にあるメガウェブにて「トヨタ２０００GT」生誕50周年祭を開催した。同イベントには、トヨタ２０００ＧＴオーナーズクラブジャパンも協力し、19台のトヨタ２０００ＧＴが集結。同乗試乗会やオーナーの愛車自慢等が実施され、終日多くの来場者で賑わっていた。

　生誕50周年を迎えたトヨタ２０００ＧＴは、国内初の本格グランツーリスモ。生産期間は３年３カ月で３３７台のみ生産され、幻の名車と呼ばれている。エンジンは１９８８㏄、直６ＤＯＨＣをフロントに搭載し、当時の伝統的なスポーツカーのスタイルであるロングノーズ・ショートデッキを採用している。

（オーナーの愛車自慢の様子）

　オーナーの愛車自慢では、「現在では非常に珍しい純正のクーラーを搭載している」、「初めて見たときは廃車状態で、そこから２年かけて自分でレストアした」、「エンジンの状態が良いので、よく見てもらおうとボンネット裏に鏡を張っている」等、オーナーならではの愛情あふれるエピソードが披露された。

（エンジン部をよく見てもらいたいとオーナーがボンネット裏に鏡を装着）

　また、同乗試乗会は、トヨタ２０００ＧＴの良さを若い世代に伝えたいという想いから、学生向けに開催。試乗予約を受け付けていたライドワン受付カウンターには、学生の方を中心に行列ができるほどの人気ぶりを見せた。

　トヨタ２０００ＧＴオーナーズクラブジャパン会長の瀬谷さんは、「当クラブは、北海道から沖縄まで総勢80名が在籍し、創立40周年を迎えました。クルマもオーナーも年を重ねていますが、愛着心を持ってこれからも２０００ＧＴを動かしていきたいと思います」と語った。

　こうした２０００ＧＴを間近に体験できるイベントが11月4日、愛知県のトヨタ博物館でも実施される。この「トヨタ２０００ＧＴ生誕50周年際ｉｎトヨタ博物館」は、実車が20台集結するほか、同乗試乗会等の開催も予定している。

【イベント概要】
トヨタ2000GT生誕50周年祭inトヨタ博物館
日時：29年11月4日
　　　AM9：30～PM15：00
場所：トヨタ博物館　愛知県長久手
主催：トヨタ2000GT生誕50周年祭実行委員会
参加車両：2000GT　約20台

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