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2017/11/09

東京モーターショー2017閉幕,会期中の入場者は77万1200人

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 第45回東京モーターショー2017(主催・日本自動車工業会)が11月5日、10日間の会期を終え閉幕した。世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR──をテーマに10月27日、瑤子女王殿下ご臨席のもと開幕。世界10カ国から153社・団体が出展し、世界一のテクノロジーショーとして日本の最新技術を披露した。会期中の入場者は77万1200人(前回比94・9%)だった。

 今回のショーには、国内乗用車・商用車・二輪車メーカー全14社と、海外メーカー13社(19ブランド)が出展。世界初公開64台、日本初公開62台を含む371台が展示された。

 開幕前のプレスブリーフィングでは、各社の首脳が将来の方向性を示した。

 

(プレスブリーフィングでスピーチする、トヨタのディディエ・ルロワ副社長(左)、トヨタブースの様子)

 トヨタは〝スタート・ユア・インポッシブル〟を掲げ、大きな挑戦の開始を宣言。重要な技術領域として人工知能とコネクテッドカーを挙げた。電気自動車(EV)も重要なソリューションとして捉えEV量産化に動き出した。

 日産は、ゼロエミッションのクロスオーバーコンセプト「ニッサンIMx」を発表。このモデルは、今後すべてのカテゴリーにEVを提案していくことを示し、EVのリーダーであり続ける決意を示した。
 2030年までに販売総数の3分の2を電動化するホンダは、プラグインハイブリッドが今後普及の中心と考え、電動車でも役立つ喜びと操る喜びを実現していく。

 一方、国内メーカーのワールドプレミアのうち、いくつかは会場で初めてベールを脱ぐモデルがかあった。
 その一つ、レクサス・LS+コンセプトは、発表間もないLSの将来像として、2020年の実現を目指す自動運転技術、ハイウェイチームメイトを搭載している。

 ホンダはスポーツEVコンセプト。EVのスポーツカーでスペック等詳細は発表されなかったが、美しいスタイルが印象的だった。
 三菱はe-エボリューションコンセプト。三菱のSUV技術とEV技術を融合させ、前1+後2のモーターで駆動する4WDだ。
 マツダは、魂動デザインの進化形としてビジョンクーペを披露。さらに、従来の概念を覆す〝圧縮着火〟を実現し、低燃費と高出力を両立させたガソリンエンジン、スカイアクティブ-Xを展示。まだある内燃機関の将来性を示唆した。

 

(大勢の来場者でにぎわいを見せた各社ブース、ホンダブース(左)、マツダブース)

 スバル・ヴィジヴパフォーマンスコンセプトは、スバルが考える安心で楽しいクルマづくりを初めてセダンボディで提案した。
 車両展示以外に、豊富な試乗体験コンテンツも用意された。東京ビッグサイト近隣の3カ所の会場で、パーソナルモビリティの試乗や国産の最新4輪/2輪モデルの試乗のほか、自動ブレーキ・誤発進抑制など最新の安全技術も体験できた。

 さらには、プロドライバーのダイナミックな運転の同乗体験や、オフロード走行、商用車の同乗体験なども行われた。また、各試乗会場へはシャトルバスや発表されたばかりのトヨタ製次世代ユニバーサルデザインタクシーなどが無料で送迎にあたった。

 

(パーソナルモビリティの試乗(左)、プロドライバーとの同乗体験)

 次回モーターショーは2年後、2019年に開催予定。会場の東京ビッグサイトは、東京オリンピック/パラリンピックの施設として利用されることから、一部では関連工事が着工され施設をすべて使用できないといわれており、どのような形で開催されるか注目される。

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