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2017/12/07

ロサンゼルスオートショー、各社から3列シートSUVが発表

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 現在開催中のロサンゼルスオートショー(アメリカ、12月10日まで)の主役は、依然としてSUVのようだ。しかも、こぞって3列シートSUVが発表され〝大型化〟へとシフトしつつある。その中には国内発売予定のモデルもあるほか、国内では12月中旬から3列シートSUVのマツダ・CX-8が発売開始。その潮流は、意外と早く日本に届くかもしれない。


■レクサス・RX
 レクサスのラグジュアリーSUVであり、中核モデルでもあるRXの3列シート、ロングバージョンが世界初公開された。流麗かつ堂々とした力強いエクステリアの印象はそのままに、3列のシートを収めるため全長を拡大し、居住性・快適性を両立させた。新設されたサードシートは電動格納式とした。北米仕様のボディサイズは全長5m、全幅1・895m、ホイールベース2・79mという。
 なお、国内では7人乗りのRX450hL(AWD)が17年12月に発売される予定だ。

■SUBARU・アセント
 北米市場で伸長が著しいSUBARU(スバル)は、ファミリーユーザー向けに新開発の3列シートミッドサイズSUV、アセントを世界初公開した(北米市場専用車)。
 3列ミッドサイズSUVで重視される機能性を強調し、存在感のある内外装デザインを採用。セカンドシートにはスバル初のキャプテンシートを採用した7人乗りと、ベンチシートを持つ8人乗りがあり、いずれもゆとりある室内空間を実現した。

 パワーユニットは新開発の水平対向4気筒2・4㍑ターボエンジンを核とするシンメトリカルAWDで、走破性を高めるXモードを採用。路面を選ばず、安心して移動できる楽しさを提供する。

 また、利便性と快適性を高める装備も充実。スマートフォンと連携したインフォテインメントシステムやキャビンビューミラー、前席左右・後席独立温度調整のフルオートエアコン、ベンチレーションシート(スバル初)等を採用。バックドアは、カーゴスペースに影響を与えない、駆動ユニット一体型の新型パワーゲート(同)で利便性を高めた。さらに、最高約2300㎏までの牽引機能を持たせ(同)、キャンピングカーやボードなども〝携行〟可能にした。
 このモデルは米国の生産拠点で生産され、18年初夏に北米市場で販売開始の予定。 

■インフィニティ・QX50
 ミッドサイズプレミアムSUVに位置する、インフィニティ・QX50は空力性能に優れたデザインを採用し、インフィニティ独自の〝優雅でありながらもパワフル〟なデザインをSUVで表現した。新開発のプラットフォームにより、キャビンと荷室を理想的な割合にしたパッケージングを実現した。

 注目されるのは、世界初の量産型可変圧縮比エンジン、VCターボが搭載されていること。ピストンの上死点の位置をシームレスに変化させることができ、状況に応じて8:1(高性能)から14:1(高効率)の間で圧縮比を自在に変えられる。2・0㍑ターボのパワーと、4気筒ディーゼルエンジンの力強いトルクと高効率を一つのエンジンで実現した。

■フューチャー・トヨタ・アドベンチャー・コンセプト(FT-AC)
 〝大型化〟するSUVを紹介してきたが、コンパクトサイズでも楽しみなコンセプトモデルが披露された。
 このFT-ACは、山岳地帯でのキャンプや川下り、マウンテンバイクなど、本格アウトドアライフを楽しむユーザーをターゲットに開発されたという。

 アウトドアで役立つ装備も満載。ルーフラックにはモバイル端末で調光が可能なLEDライトが組み込まれ、悪天候時の走行を助けるだけでなく、サイドミラー付属の赤外線カメラのライトとしても使用できる。フォグランプは取り外し可能で、懐中電灯やマウンテンバイク用のライトとしても活用できる。

 

(アウトドアに役立つ装備を充実)

 サイドミラーの小型カメラは走行中の記録ができ、撮影データは車載Wi-Fiからクラウド上に自動的にアップロードされ、スマートフォンのモバイル端末からリアルタイムで写真・動画の編集、SNSへの投稿が可能…新たなクルマの楽しみ方も提案している。

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