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2018/02/19

メディアアンビション東京2018、最先端のテクノロジーアートでレクサスの世界観を描く

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 レクサスは2月15日、メディアアンビション東京2018(通称:MAT)にて、アーティストの後藤映則氏とコラボレーションした作品「ENERGY♯02ウィズレクサスLC」を出展するとともに、製作意図や経緯をテーマにトーセッションを実施した。

 MATは、未来を創造するアイディアと最先端の技術が結合する都市を舞台にしたテクノロジーアートの祭典。今年で6回目の開催で、2月9日から2月25日まで六本木ヒルズ森タワービル52階で開催されている。

 出展された同コラボ作品は、目に見えない時間の形象化を試み、人間の動きと時間の関係性や性質、美しさを捉えようとしたもの。暗い室内の中央にレクサスLCを配置し、ボディ中央上の空中にメッシュ状の造形物を設置。その造形物に光のラインを投射することで、人間の美しい“動き”が出現するとともに、目では捉えられない時間も表現している。

 作品について後藤氏は「空中にあるメッシュ状の造形物は時間の塊、そこに光を投射することでその部分の時間を切り取って見せている」と説明し、続けて「レクサスは時のうつろいをデザインに取り入れているので、最も美しくボディラインを見せるために直接スポットライトを当てるのではなく、上部の光に照らされてうっすらと車の輪郭が浮かび上がるように、あえて暗い世界観で見せている」と語った。

(レクサスLC上部のメッシュ状の造形物に光のラインを投射すると、人が動いているような光のアニメーションが展開され、人間の動きと時間の関係性を表現)

 トークセッションには、同展覧会実行委員の谷川じゅんじ氏をはじめ、レクサスインターナショナルプレジデントの澤良宏氏と後藤氏の3名が出席。さまざまな車両デザインを担当した澤氏は、コラボ作品について「LCは、普通に見てもわからないが面がねじれたデザインを採用している。そういった部分を暗闇の中に浮かび上がらせることで、美しく表現してくれたことは関係者としてとても嬉しかった」と述べ、デザイン性の高さを評価した。

トークセッションの様子(左から、谷川氏、後藤氏、澤氏)

 このほか、2月21日から2月25日まで六本木ヒルズ森タワービル2階ヒルズカフェに「THOUGHTウィズレクサスLS」を展示する。これは、日本が世界に誇るフラッグシップモデルLSから得たインスピレーションを元に、日本発祥の動きである日本舞踊・歌舞伎舞踊をモチーフとして日本ならではの特性や美しさを捉えた作品になっている。

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