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2018/03/29

東京トヨペット、災害時電源供給車としてプリウスPHV

matsuguma
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 東京トヨペット(大原一夫社長)は3月15日、東京都港区(武井雅昭区長)に災害時の電源供給車として「プリウスPHV」を寄贈し、区立芝公園にて式典を行った。

 同社は東京都で事業を展開する企業として、地域貢献を目的に創立40周年を迎えた1993年より福祉車両の寄贈を始め、これまで都内の社会福祉施設等に累計48台を寄贈してきた。本年度は、昭和28年の創業以来65年にわたり本社が所在する港区へ、災害時の活動を支えるための車両としてプリウスPHVを寄贈することとした。(写真右:大原社長(右)より武井港区長へ目録を贈呈)

 寄贈されたプリウスPHVは、約60㎞のEV走行距離を実現する大容量の蓄電池を搭載しているため、専用コネクターを普通充電インレットに挿し込むことで家庭用と同じ100Vの外部給電として活用できる。東日本大震災の避難所では小型エンジン式の発電機が使われたが、エンジン式は継続的なエンジン音が安眠を妨げたと言われる。プリウスPHVは、自由に移動することはもちろん、静かに電力を供給することが可能だ。

 式典で挨拶した大原社長は「昭和28年の創業以来お世話になってきた港区に感謝し、創立50周年の2003年には広報活動車両として2代目プリウスを寄贈させていただいた経緯がある」とした上で、「どこでも静かに電力を供給できる優れた特徴を持つプリウスPHVを、港区の災害対策時、あるいは日常の広報活動車として活用いただきたい」と述べた。

 港区の武井区長は「プリウスPHVは、災害対策用としても停電時に大きな力を発揮するだけではなく、機動力にも優れている。今後区内で行われる様々なイベントの際の電源供給車としても活用し、また、こうしたプリウスPHVの特徴を、多くの区民の皆様に知っていただく機会を設けていきたい」と謝辞が述べられ、東京トヨペットには港区より感謝状が贈られた。

 同社は地域貢献を企業活動として推進しており今回の車両寄贈をはじめ、これまで自治体への苗木や花苗の寄贈、店舗併設の保育所の開設、東日本大震災の教訓をもとに各店舗に地域住民や帰宅困難者100人が3日間過ごせる飲料水や保存食の備蓄等、様々な活動を行ってきた。今後も地域貢献の活動の幅を広げながらも息の長い企業活動として取組んでいく。

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