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2018/03/30

ボルボ、コンパクトSUV「XC40」発売

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 ボルボ・カー・ジャパンは3月28日、ボルボ初のコンパクトSUV「XC40」を発売した。XC40は、スポーティでカジュアルなデザインと車内のユーティリティ性を高めるとともに、新開発の小型車用プラットフォーム「コンパクト・モジュラ―・アーキテクチャー(CMA)を採用し、高度な安全性や機能性を実現した。

■力強いスタイルに実用性の高いインテリア

 エクステリアは、高い地上高と大径アルミホイールによる存在感のある力強いスタイルを採用。フロントデザインは新世代ボルボの共通アイコンである北欧神話の「トールハンマー」をモチーフとしたT字型LEDヘッドライトを採用。力強く張り出したフロントグリルと立体的な造形のフロントバンパーを採用し、タフなイメージを表現した。

 インテリアは、高い実用性と洗練さを高次元で両立した。全体のレイアウトは、細部のディテールが映える整然としたデザインを採用。その中に、個性的なフレームレスタイプのルームミラーや、ダッシュボードのデコレーションパネルを照らすLEDライトを加えることで、特別な空間を演出した。

 インフォテイメントシステムには、ドライバーが直感的な操作ができる「センサス」を採用。インストルメントパネル中央に配置された9インチのセンターディスプレイは、赤外線方式タッチスクリーンを採用し、手袋をしていても操作が可能なほか、音声で操作することもできる。

 また、スマートフォンを置くだけで充電できる「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」や、グローブボックスにバックがかけられるリトラクタブルフック、低音用スピーカーをダッシュボード側に移動し、大型のペットボトルとノートパソコンを合わせて収納できる大容量ドアポケット等、日常で優れた使い勝手を発揮する。

 さらに、クラス最大級を誇るラゲッジスペースには、折りたたみ可能なラゲッジフロアや、走行中に転がりそうなバックをかけるフック等、実用性を高める斬新なアイデアを採用している。

 

■新型プラットフォームがもたらす充実した安全装備

 プラットフォームには、小型車専用として開発したCMAを搭載。90・60シリーズで採用している大型車用の新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクスチャー(SPA)」と同様に、サイズやパワートレインの自由度が高く90シリーズやXC60に採用された先進技術をコンパクトクラスにも展開可能とした。

 これにより安全性能は、90シリーズやXC60とほぼ同等の16種類以上の先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」を標準装備している。衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム(右折時対向車検知機能、歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能付き)をはじめ、自動運転レベル2相当のパイロット・アシスト(車線維持支援機能)、全車速追従機能付きACC等の機能を搭載し、高い安全性を実現した。

 さらに、XC40には新機能として「オートブレーキ機能付クロス・トラフィック・アラート(CTA)」を搭載。駐車スペースから後退して出庫する際にリヤバンパーに内蔵されたミリ波レーダーが接近する車両を検知し、警告音とオートブレーキで衝突回避・被害軽減を図る。

 搭載するパワートレインは、燃焼効率とパフォーマンスを両立する新世代パワートレイン「ドライブーE」の2・0ℓ4気筒直噴ターボエンジンを搭載。8速ATと組み合わせ、滑らかな変速動作とダイレクト感のある走りを実現した。また、将来的にはプラグインハイブリッドモデル、EVモデルも追加予定となっている。価格は389万円~559万円。

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