小学生を対象に、自動車を中心とした様々な分野の科学技術やものづくりに興味を持ってもらう体験型学習イベント「親子キッズエンジニア」が３月28日、日本自動車会館（東京都港区）で開催された。

　このイベントは日本自動車会館と公益社団法人自動車技術会の共催で行われ、自動車メーカーや部品メーカー、自動車整備の専門学校が協力。企業のエンジニアが講師となってじっくりと学べる「教室型」と、自由に参加できる「体験展示型」のプログラムが用意された。（写真右上：バイクの仕組みを理解しながらキッズバイクのエンジン始動を行った）

　教室型は、燃料電池の仕組みを学び発電実験を行い、水素で走るラジコンカーを楽しむ燃料電池教室（トヨタ自動車協力）、センサーを使ったロボットカーでぶつからないクルマを作るプログラミング教室（日産自動車協力）、クルマを動かす部品の組立て（ジェイテクト協力）、風に向かって走るウインドカーでタイムアタックに挑戦（ヤマハ発動機協力）の四つのプログラムを用意。春休み期間中ということもあり、午前・午後で計２００名の定員は満員となる盛況ぶりを見せた。

（自作したウインドカーでタイムアタックを実施）

　この他、体験展示型はミニカーやかざぐるまの工作（カルソニックカンセイ協力）、キッズバイクのエンジン始動（ヤマハ発動機協力）、自動車整備（埼玉自動車大学校協力）の三つを企画。タイヤの脱着や甲高いエンジン音の体感といった実践的なプログラムを通じ、参加した子供達が楽しみながらクルマの仕組みを学ぶ様子が見られた。

（タイヤの脱着にも挑戦）

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