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試乗
2018/05/08

ホンダ・シビック試乗

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 かつてはホンダを代表するモデルでありながら、2011年からは海外のみで販売されていたシビック。昨年、日本で待望の復活を果たし、一時セダンのみだったボディタイプも、セダン、ハッチバック、タイプRが発売開始時から設定され、久々にシビックの〝フルラインアップ〟が揃った。

●走りも乗り心地も上質に生まれ変わった新生シビック

 今回試乗したハッチバックはセダンと同じ1・5ℓターボエンジン(写真右)を搭載するが、ハッチバックはハイオク仕様となっている。加えて、最高出力はセダン173PS/ハッチバック182PS、最大トルクはセダンとハッチバックのCVTが220Nm、ハッチバックの6速MTが240Nmと、キャラクターに合わせてチューニングが異なっている。

 外観はコンパクトモデルだった昔の面影はなく、1・8mある全幅やワイド&ローのスタンスが、マッシブなフォルムを形成。さらに、リヤのセンター2本出しエキゾーストがスポーティな印象を与えている。一方で、走り始めてみると外観から想像された硬めでゴロゴロした乗り心地はなく、路面の凹凸をしなやかにいなす上質さが際立って感じられたのが印象的だ。

 

 スポーツモデルは走行性能を優先するため硬めの足回りになりがちだが、シビックハッチバックは運転や操る楽しさをスポイルすることなく、乗り心地も高次元で両立。これなら同乗者も乗り心地に不満を覚えることもなく、ファミリーユースでの利用も問題はなさそうだ。

 また、1900〜5000回転という広域で最大トルクを発揮するため低回転域からパワフルで、日常のタウンスピードから高速での合流といった場面でも扱いやすいのが好印象。ステアリングに対する挙動も素直で、意図したラインをしっかりとトレース。カーブで見せる踏ん張りの効いた重厚感のある走りは、軽快感のある走りを見せたかつてのシビックとはひと味違った大人のスポーツカーに成長した証を感じることができた。

(外観とは打って変わりシックで落ち着いた内装)

 安全装備は、衝突軽減ブレーキや車線維持支援システム等を採用するホンダセンシングを搭載。ACCも搭載されており、加減速制御も自然なフィーリングで使いやすい。だがMT車の場合、当然自らギヤの選択を行わなければならず、ギヤをそのままにしておくと減速してACCが解除される場面もあり、MTでは少々使いづらい印象を受けた。

 スポーティな走りと上質な乗り心地を高次元で両立し、ハッチバックは利便性の高い荷室を持つ。265万円〜280万円という価格でこのパッケージを実現するモデルは、国内外でもそうはないだろう。

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