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2018/05/10

子どもの福祉用具が一堂に!「キッズフェスタ2018」開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 子どもの福祉用具・機器を一堂に集めた「キッズフェスタ2018 第17回子どもの福祉用具展」が、TRC東京流通センター第一展示場(東京都大田区平和島)を会場に、4月14・15日の2日にわたり開催され、〝すべての人に快適な移動の自由〟を提案する福祉車両にも注目が集まった。

 今年で17回を数えるキッズフェスタは、車いすやバギー、姿勢保持具をはじめ、各種補助用具や訓練具、寝具、衣類、遊具等、子どものための最新の福祉用具が展示される、年に1度のイベントで、今年も例年通り多くの子ども連れファミリーで賑わいを見せた。

 出展品目のなかでも、ここ最近特に関心を集めているのが福祉車両だ。昨年に引続き、今年も常時福祉車両を展示しているウェルキャブ(福祉車両)ステーションを都内で展開する東京トヨペットと、日産自動車/オーテックジャパンがライフケアビークル(福祉車両)を出展。主に車両後部のスロープを使って車いすのまま乗降できる福祉車両を出展した。

■専任スタッフがきめ細かく対応

 東京トヨペットブースでは今回、トヨタ・エスクァイアとシエンタの車いす仕様車を展示。ファミリーに人気のミニバンがベース車ということもあり、来場者の関心も高く、車いすのサイズと車室内のサイズ感を実際に乗り込んで確かめる来場者の姿が多く見られた。なかには、後部スロープの展開・格納が簡単にできることに驚く人も。ブースには、ウェルキャブの販売や相談等のサポートを行う介護職員初任者研修の資格を取得した専任スタッフが常駐し、介助をする家族への車両説明や相談への対応、実車体験の補助も行っていた。

 

(東京トヨペット、実車体験もウェルキャブ専任スタッフがサポート)

■福祉車両の認知向上を目的に

 今回のイベントを通して「障がいを持つお子様達とそのご家族の方に、このような便利なクルマがあることをまずは知っていただきたい」とは同社のウェルキャブ・特装グループを統括する保科一彦グループリーダー。同社は認知向上を目的に、様々な福祉イベントにも積極的に車両を展示しており、今回のイベント出展もその一環。都内6カ所のウェルキャブステーションでは、初めての購入や相談等にも気軽に対応できる体制を整えている等、全国的にみても特に力を入れた福祉車両の訴求を行っている。今回のイベントでは「ご来場の方からたくさんのご意見をいただいた」と話す保科グループリーダー。今後も「より多くの人に福祉車両を知ってもらうための訴求活動を継続していきたい」としている。

 

(会場には、最新の車いすやバギーが数多く出展された(左)、大きな車いすも載せられる軽自動車「日産・NV100クリッパーリオ・チェアタイプ」オーテックジャパン)

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