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2018/06/02

【WEC】トヨタ、ル・マン24時間レースに向けて

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 トヨタは5月29日、FIA世界耐久選手権(WEC)の第2戦ル・マン24時間レースに向け、参戦説明会を実施。中嶋一貴選手と小林可夢偉選手も出席し、優勝ならびにシリーズチャンピオン奪還に向け意気込みを語った。

 昨シーズンでポルシェが撤退したが、同社は最先端のハイブリッド技術で臨むWECを電動化等の要素技術に波及する重要なシーズンと位置づけ、昨年に引き続き改良型のTS050ハイブリッドで参戦。そこで得られた技術や知見はプリウス等の市販車へフィードバックされる。

 今シーズンは、WEC第1戦のスパ・フランコルシャン6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、次戦ル・マン24時間レースへの注目が高まっている。

 一昨年、ゴール寸前でマシントラブルにより勝利を逃した中嶋選手は、「毎年、期待を裏切り続けてしまい、今年勝たなくていつ勝つのか、と思われていると思うがノンハイブリッドマシンも非常に手ごわい相手で簡単なレースになることはない。24時間レースを問題なく最後まで走りきることの難しさは誰よりもわかっているつもりなので、しっかりと地に足をつけて戦い、1-2フィニッシュのいい結果を皆さんに届けたい」と、意気込みを語った。

 また、小林選手は「ライバルが居なくて、誰と戦っているんだって思われているかもしれませんが、トラブルなくゴールまで走り抜くのが本当の意味でのチャレンジ。ドライバーとして表彰台の一番上を目指す」と話し、アウディやポルシェが参戦していなくても楽観視はできないと語った。

 参戦体制は昨年に引き続きマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスが7号車。8号車はセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、そして新加入のフェルナンド・アロンソとなる。

 トヨタでは、レースの決勝が行われる16日、17日にメガウェブにて、Jスポーツプレゼンツ「ル・マン24時間レースパブリックビューイング」を実施するとともに、トヨタガズーレーシングWEBサイトでダイジェスト動画を配信し、国内からも現地を応援する。

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