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2018/06/14

ロールスロイス、ラグジュアリーオフローダー「カリナン」国内初披露

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 ロールス・ロイス・モーター・カーズは6月11日、同社初のSUV「カリナン」を日本初公開した。カリナンは、独自のアルミ製スペースフレーム構造「アーキテクスチャー・オブ・ラグジュアリー」を採用するとともに同社初となる4輪駆動を採用。多数の最新技術による快適性と比類ない高級感を両立し、高級SUV市場へ参入する。(トップ写真:カリナンを中央にアジア太平洋リージョナル・ディレクターのポール・ハリスポール・ハリス氏(右)とカリナン商品企画マネージャーのジョン・シアーズ氏)

 同社のアジア太平洋リージョナル・ディレクターのポール・ハリス氏は、「カリナンは、ロールスロイスの従来の基準から大きく脱却したクルマ。SUVの開発を望む世界中の顧客からの要望に応えて開発した。SUV市場に進出するが、大量生産するつもりはない。SUVのロールスロイスといえる新しいベンチマークとなる」と述べ、ブランドの中で独自の役割を果たすと説明した。

 

 カリナンは、1930年代の「D-バック」のロールスロイスを彷彿とさせる3ボックスデザインを採用。4人乗りと5人乗り仕様があるが、4人乗り仕様では、キャビンと荷室の間にガラス製の仕切りをつけ、物理的に独立させる構造となっている。これにより、車内の遮音性を高めると共に荷物の出し入れの際に熱気や冷気がキャビンスペースに進入せず、快適なドライビングに貢献するという。

 また、リヤシートはオーナーの趣向に合わせたラウンジシートと、ヴィジュアルシートの2タイプを設定。ファミリー向けのラウンジシートは、3人乗りのベンチシートタイプでボタン操作のみで最大600?の収容スペースが現れる。

 4人乗り仕様のヴィジュアルシートは、後席が独立した2席になっているもので、センターコンソールにはグラスやシャンパンを収納できるクーラーボックスが備えられている。さらに、4人乗り仕様には、リヤハッチを開けた状態で荷室に格納された2脚のレザーチェアとカクテルテーブルがワンタッチで展開する「ビューイング・スイート」(写真下)をオプション設定した。

 一方、ロールスロイス車の特徴である「魔法の絨毯(じゅうたん)のような乗り心地」を新型軽量アーキテクチャーと最新型自動レベリング式エアサスペンションを採用することで、オンロード・オフロードの双方で実現した。

 また、低回転域から高トルクを供給するためエンジンも刷新。V型12気筒6・75ℓツインターボエンジンを搭載したほか、エアサスペンションシステムにはオフロードでの路面からの衝撃を緩和する大型エアストラットも追加されている。

 先進安全装備も充実。昼夜間野生動物・歩行者警告機能付きナイトビジョン/ビジョンアシスト、全方位視野システム、ヘリコプタービュー付き4カメラシステム、アクティブクルーズコントロール、7×3インチ高解像度ヘッドアップディスプレイ等、多彩な最先端技術を搭載している。価格は3800万円から、納車は2019年第1四半期を予定している。

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