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2018/06/16

神奈川県トヨタ販売店7社、災害時に全新車販売拠点をタクシーの避難場所に提供

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 神奈川県トヨタ販売店7社──神奈川トヨタ自動車、横浜トヨペット、トヨタカローラ横浜、トヨタカローラ神奈川、ネッツトヨタ横浜、ネッツトヨタ神奈川、ネッツトヨタ湘南──は6月4日、神奈川県タクシー協会(伊藤宏会長)と関東自動車無線協会神奈川支部(藤井嘉一郎支部長)と〝フレンドシップ協定〟を締結した。

 この協定は、大地震等の大規模災害発生時に走行中のタクシー乗務員と乗客の緊急避難場所として、県内のトヨタ新車販売店245カ所(18年5月現在)を提供するほか、タクシーはタクシー無線を通じて災害の状況や道路状況など情報を提供し、自社および地域の減災に活用する。

 また、平時は女性タクシー乗務員および乗客が店舗内の化粧室を利用できる。なお、販売店の対応は原則営業日の営業時間内(概ね10時~19時)となる。

 同日、神奈川県タクシー協会で行われた調印式に出席した神奈川トヨタ・市川英治社長は「トヨタ自動車同様、私どもも県内タクシー事業者様と歩んできた。協調・融和・結束し、時代の変革を乗り越え共に末永く歴史を刻みたい」と抱負を語った。

 同じく出席した横浜トヨペット・宮原郁生社長は「この協定を機により深い関係づくりに繋げられるか、お客様の利便性をさらに高められるか勉強させてもらう」と、この協定に期待を込めた。

 先の東日本大震災発生後、既存のインフラに依存しないタクシー無線は、情報通信手段として有効に活用された。

 また、平時の取り組みは、近年急増している女性タクシー乗務員(県内全660名)に快適な職場環境を提供するとともに、人手不足に悩むタクシー業界の支援につながることも期待されている。

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