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2018/07/21

【東京キャンピングカーショー2018】バンテック、高い技術力を凝縮したバンテックの象徴ZILシリーズ

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 シリーズ累計3500台を超える販売を記録し、国産キャブコンで販売台数トップを走り続ける「ZIL(ジル)」シリーズ。国産キャブコンのスタンダードを定義した「ジル」、快適装備が充実の「ジル520」、フラッグシップモデル「ジル520クルーズ」の主力モデルがラインアップされている。

 ジルシリーズのスタンダードモデルで、バンテックの象徴ともいえる「ジル」。基本レイアウトは初代から普遍としながらも、現行の5代目からは全長を4990㎜から5160㎜へと延長、さらに室内は「光」をテーマに高級感溢れる空間にブラッシュアップされる等、誕生から20年という年月の中で常に進化を続け、国産キャブコンのトップに君臨し続けてきた。

 その室内レイアウトは、L型ソファと前向き2名着座のシートで構成された広いダイネットを前部に配置。通常の対面状態からサイドシートの背もたれを床面にセットすると、ダイニングが掘りごたつ風になる展開も可能だ。
 就寝時は、運転席上部のスライド式バンクベッドを使用すれば、ダイネットはそのままにした状態で2名就寝ができ、ダイネットを展開してフロアベッドにすればプラス3名の就寝が可能だ。

 後部のギャレーは大きなシンクと2口コンロを持つ本格的なもので、90ℓ冷蔵庫と合わせて調理の幅を広げてくれる。加えて、食器等の収納に便利なシンク下の収納庫は引き出しになっており、機能的に使えると評判だ。光によって落ち着いた雰囲気を醸し出すマルチルームは、カセット式トイレと温水シャワーを標準装備。初心者からベテランユーザーまで、納得できる充実した装備内容となっている。

(高級感漂うジルのインテリア)

●充実の快適装備を搭載 ZIL520

 ジルと同じトヨタ・カムロードをベースとする「ジル520」は、ジルと並びバンテックを代表するモデルのひとつ。電力を効率良く使う革新的なデュアルソースエアコンシステムをはじめとする充実した装備や、上質な室内空間がジル520の特徴だ。
 レイアウトはセンターエントランスによって、ゆとりのあるリビングルーム(写真右)を実現。大型テーブルを挟んだ対座シートは座面を広めにすることで、リラックスした姿勢でも体がしっかりと収まるように工夫されている。壁面には埋め込み型のジャケットハンガー、テレビ台の下にはスマートフォン等を充電できるUSBコンセントが設けられ、利便性にも配慮されている。

 リヤには伝統の常設2段ベッドを完備。上段のベッドを跳ね上げて格納することもできるので、人数に合わせてフレキシブルな使い方が可能だ。さらに、運転席上のスライド式ボードを引き出せば、大人2名が就寝可能なバンクベッドや、座席を展開してシートの背もたれを通路にセットすれば、リビングルームが大きな就寝スペースに様変わり。居住性を損なうことなく、使い方に合わせた自由自在なアレンジも特徴で、最大7名乗車と5名就寝を実現するファミリーには最適なキャブコンになっている。

●クルーズの名にふさわしい走行性能 ZIL520クルーズ

 「ジル520クルーズ」は、バンテックオリジナルサスペンションとスタビライザーを標準装備し、ベース車両はいすゞ・エルフの2t車を採用。電動サイドオーニングやソーラーパネル等を標準装備した、同社が誇るハイエンドモデルだ。
 エルフをベースにしたことにより、高い走行性能を獲得。これがクルーズの大きな特徴になっている。その足元を支えるタイヤは、1本当たり1tの荷重に耐えることができ、リヤのダブルタイヤを含め6本を装着、重量物を積める積載能力が確保されている。さらに、いすゞ独自のインデペンデントサスペンションと、名だたる自動車メーカーに認められたモンローのショックアブソーバーを搭載。バンテック独自のセッティングを加えた足回りはキャンピングカー独特の振動を排除し、しなやかな乗り心地はまさにクルーズの名にふさわしいものに仕上がっている。また、駆動方式は4WDを採用しているので、積雪の多い地域のユーザーにもおすすめだ。

「車両スペック」ジル/ジル520
ベース車両:トヨタ・カムロード
乗員定員/就寝人数:7名(4WDは6名)/5名
登録ナンバー:8
全長×全幅×全高:5160㎜×2110㎜×2940㎜
価格:ジル=790万5600円〜(税込)
   /ジル520=799万2000円〜(税込)

ジル520クルーズ
ベース車両:いすゞ・エルフ 2t
乗員定員/就寝人数:7名/5名
登録ナンバー:8
全長×全幅×全高:5190㎜×2110㎜×2980㎜
価格:1077万3000円〜(税込)

東京キャンピングカーショー2018トップページ→http://www.car-l.net/media/2018/07/21/3341

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