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2018/07/28

日本オートキャンプ協会「オートキャンプ白書2018」発行、冬キャンプ需要が高まる

matsuguma

日本オートキャンプ協会(会長:明瀬一裕 JAC)は7月11日、2017年のオートキャンプの状況を分析した「オートキャンプ白書2018」を発行した。

同白書は、オートキャンプの参加人口が年間500万人を突破し、国民的レジャーとして確立しはじめた1986年に創刊。オートキャンプ人口が年間1500万人に達した90年代のアウトドアブーム、その後の減少期から現在にいたるオートキャンプの活動状況を記録してきた。

2017年のオートキャンプ参加人口は、近年人気が高まる「秋キャンプ」のシーズンに連休が少なく、また台風等の接近により天候に恵まれなかったとしながらも、前年比1.2%増の840万人となり、5年連続で前年を上回った。この要因についてJACは、秋以降の「冬キャンプ」の伸びに注目。キャンプ場の利用の他、キャンプ用品でも1月から3月、11月、12月の冬の購入時期が前年を上回るなど顕著に表れているとしている。

また、キャンプ場から見た2017年のキャンパーの傾向は、「初心者が増えた」が1位で26・1%、ついで「シニアの利用が増えた」21・1%、「ソロキャンパーが増えた」18・9と続いており、その背景として、キャンプを題材としたアニメ「ゆるキャン」の放映等により若年層への関心を高めた他、キャンプを一人で楽しむ「ソロキャンプ」スタイルも広がりつつあると分析している。
そして4番目として「外国人の利用が増えた」17・7%となっており、近年増加傾向にある海外からの訪日キャンプ利用も堅調に推移していると見ている。

一方、キャンプに使用するクルマについては、普通乗用車のミニバン、ワンボックスカーがもっとも多く、キャンピングカーは全体のわずか5・8%にとどまっている。しかし、「キャンピング車」登録をしていない8ナンバー以外の車中泊モデルや、軽自動車・ミニバンベース車が近年は台頭している。これらは登録台数には含まれていないため、実質はもっと多いと見ている。

キャンピングカーでは近年、レンタカー事業者が増加しており、レンタルキャンピングカーのポータルサイトでは、事業者の掲載件数が過去8年で3倍以上に増加。レンタカー企業の他、IT関連等のベンチャー企業が新規参入する等、これまでと状況も変化してきている。

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