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2018/08/20

オークネット、中国オークション協会全国自動車オークション専業委員会と業務提携

matsuguma

オークションビジネスをはじめとした事業者間取引を支援する株式会社オークネット(本社:東京都港区、藤崎清孝社長は7月13日、中国オークション協会全国自動車オークション専業委員会(以下、車委会)との業務提携に合意した。これにより、中国中古車業界の中古車検査基準の作成、検査員の教育研修をはじめ流通事業等、包括的に取り組んでいく。

同社は、日本国内でインターネットによるオークション流通プラットフォームの構築、及び中古車両検査に強みを持っている。創業からの30年間で培ったこれらのノウハウを車委会に提供するとともに、中国における中古車検査基準の統一をめざし、中国オークション協会に加盟している中国全土の中古車事業会社に検査技術研修の提供を行う。

子会社であるAIS China(中国名:愛仕(上海)二手車査定評価有限公司、所在地:中国 上海市、董事長:一井克彦)は2018年8月現在、中国のオークション会社や検査会社等の中古車関連事業会社数社と、検査技術研修とブランド提供事業(AISライセンスの提供)における契約を締結しており、車委会と提携することで今後検査事業のみならず流通事業等、さらなる事業拡大を狙う。

中国の中古車マーケットは、中国汽車流通協会によると2017年の新車販売台数は2,887万9,000台、中古車販売台数は1,234万3,300台。2020年には中古車販売台数が2,000万台を超えると言われている。また、中国公安部交通管理局は2017年4月18日、2017年3月末現在の全国の自動車保有台数が初めて2億台に達したと発表した。

2017年の中国の中古車オークションは14,694回開催され、成約額は130.4億元。オークション成約額が1千万元を超えた企業は149社、そのうち成約額が1億元を超えた企業は21社となった。中央政府も中古車業界を後押ししており、李克強首相は、2016年政府活動報告の中で、中古車市場を活性化させ、都市部における駐車場と新エネルギー自動車用充電設備の拡充を加速させることを表明している。

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