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2018/10/26

レクサスES国内初導入、量産車世界初のデジタルアウターミラーを採用

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 ESは、1989年にフラッグシップセダン「LS」とともにレクサス最初のラインアップとして誕生し、数多くの国や地域で基幹モデルとして歴史を築き上げてきた。このESが国内で販売されるのは、7代目に当たる新型車が初となる。

■刺激的で端正なデザイン

 エクステリアは、GA-Kプラットフォームがもたらす重心の低さを活かし、ワイド&ローのプロポーションを実現。後方配置されたフロントピラーと、傾斜したクォーターピラーによって、室内空間を確保しながらスポーティで引き締まったキャビンシルエットが爽快な走りを予感させる。

 レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルは、鋭利に折り返すフレームと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュを組み合わせ、シャープなノーズ形状とした。さらに、小型3眼LEDヘッドランプで、端正かつ鋭い表情のフロントフェイスを生み出した。

 インテリアのコンセプトは人間を中心とした空間。程よい包まれ感を持つコックピットは運転への集中と安全性を追求し、ドライバーがシートに座った状態で姿勢変化や視線移動が少なく、すべて手元操作で車両をコントロールできる「シートインコントロール」が独自のドライビングプレジャーを提供する。

 2870㎜のホイールベースを活かしカップルディスタンス(前後席間距離)を1025㎜確保。加えて、〝version L〟の後席には8度傾斜可能な電動リクライニング機能を設定し、さらなる寛ぎの空間を実現している。

 

■上質な乗り味と高い走行安定性を両立

 パワーユニットは、直列4気筒2・5ℓガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドシステムのみ。従来比20%以上の損出低減を実現する新型トランスアクスル等によって、優れた燃費性能とダイレクトな加速フィールを両立する。さらに、ハイブリッドバッテリーを小型化し後席下に配置することで、軽量化・低重心化に加え、荷室容量も拡大した。

 足回りは、フロントサスペンションのジオメトリーを見直し、優れた操舵応答性を実現。リヤサスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用し、アーム配置を最適化することで路面の凹凸をスムーズにいなし、高い乗り心地をもたらす。加えて、前後のサスペンションのショックアブソーバーに、ボディの微小な動きにも減衰力を発生させるスウィングバルブを世界初採用。走り出しの高いフラット感と、高速走行時の優れた直進安定性を両立した。

 また、F SPORTにはきめ細かい減衰力を制御するリニアソレノイド式AVS、パフォーマンスダンパーを採用し、さらに上質な乗り心地を実現した。

 さらに、コーナリング中、アクセルを踏んだ状態での高G旋回中等に発生しやすい車両のアンダーステアを抑制し、優れた旋回性能を実現する「アクティブコーナリングアシスト」をレクサスで初採用。ワインディング等で、思い描いたラインを走行できるよう、ドライバーをサポートする。

■悪天候時や空力性能にも有用なデジタルアウターミラー

 新型ESの大きなトピックの一つが、量産車としては世界で初めて採用されたデジタルアウターミラーだ。

 このデジタルアウターミラーは、フロントドア外側のカメラで撮影した車両左右後方の映像を、左右フロントピラー部に設置された5インチディズプレイに表示。カメラ部を雨滴が付着しにくい形状としたほか、ディスプレイを室内に搭載することで天候の影響も受けにくく、優れた視認性を確保した。加えて、従来のミラーを小型カメラとすることで斜め前方の視界を拡大するとともに、風切音低減による高い静粛性も実現している。

 

 また、ウィンカー操作、後退操作と連動して表示エリアを自動的に拡大する等、状況に応じた周辺確認支援を実現。さらに、照度センサーも内蔵し、自動的にカメラの設定やディスプレイ輝度を調整し、周囲の明るさに応じた適切な映像を表示する。
【価格】ES300h=580万円▽〝F SPORT〟=629万円▽〝version L〟=698万円

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