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2015/03/14

矢﨑エナジーシステム、新型デジタルタコグラフ「DTG7」発表

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 矢崎エナジーシステムは3月4日、長年培ってきたデジタルタコグラフ技術とドライブレコーダー技術をハイブリッド化させた、新型デジタルタコグラフ「DTG7」を5月21日から全国で発売開始すると発表した。

 今回発売するDTG7は、デジタルタコグラフの基本性能を発展させるとともに、車載カメラを追加することでドライブレコーダーの機能を持たせることができ、デジタルタコグラフの運行管理機能とドライブレコーダーの映像情報を融合した予防安全システムを実現させた。

 デジタルタコグラフは安全・省エネを目的とした運行管理、車両管理、連続運転や休憩時間等の労務管理など多様な管理ができる。

 新たに付与されたドライブレコーダー機能は、100万画素の高解像度カメラを採用したことで画像認識の精度が大きく向上し、車線逸脱警告や前方車両との接近警報、さらに路面標示認識による注意勧告といった運転者支援機能が充実している。

 さらに、警報発生時や交通違反時の映像情報を解析することで、ハザードマップへの追加や再発防止策の検討が可能になった。

 データ解析方法は従来のカード型の解析方法に加え、順次発売される新機能のLTE通信ユニット追加による広域無線方式と、無線LANボックス追加による狭域無線方式のいずれかを選択できるほか混在による運用も可能。

 なお、DTG7は従来の機器(DTG1~DTG5、Y-eye)との完全互換性を実現しており、現在運用中の機器があっても導入することができる。

 一方、国土交通省は昨年12月1日、運送事業の安全確保の観点からタコグラフ装着の義務付け拡大を発表した。これまで装着が義務付けられている車両総重量8t以上、または最大積載量5t以上のトラックなどに加え、車両総重量7t以上8t未満または、最大積載量4t以上5t未満の事業用トラックも、タコグラフ装着の義務付けが拡大された。施行は4月1日からで全ての新規登録車が対象、既存車は平成29年4月1日まで猶予される。同社では、アナログ式から最新のデジタル式まで幅広いタイプの製品を揃え、こうした市場環境に対応していく。

【希望小売価格(税別)】本体:17万円(GPSアンテナ含む)、車載カメラ:2万6000円

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