新型車開発陣と語り合えるマツダの今夏限定イベントを六本木で開催
osaki
六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION(7月18日~8月23日)にマツダが出展。「ビー・ア・ドライバー・エクスペリエンス・アット・ロッポンギ」と銘打たれたイベントには、マツダの新世代商品(アクセラ、アテンザ、デミオ、ロードスター、CX-3、CX-5)の各開発主査やチーフデザイナー、開発エンジニアが車種ごとに一定期間参加。トークショーやエンジニアとの同乗試乗を通じて、作り手と参加者が直接コミュニケーションを図れる。
取材に訪れた日はロードスターの日。午前・午後合わせて、マツダの専用ホームページに応募して選ばれた約40名が参加した。同社からはロードスターの開発主査である山本修弘氏、チーフデザイナーの中山雅氏に加え、各部門で活躍する4名の女性エンジニアが参加。トークショーでは開発の狙いや苦労話などが披露された。
山本氏は「ロードスターは当初、2012年に新世代商品の第一弾として発表する予定だったが、リーマンショックがあり最後に投入することになった。結果的に、スカイアクティブの最新技術がすべて投入でき、満足できるクルマに仕上がった」と参加者に向けて話した。
トークショーに続いて行なわれたのは、女性エンジニアによる最適なドライビングポジションのレクチャー。同社では「無重力状態での宇宙遊泳で人間が自然にとる姿勢=関節に力が入っていない“脱力状態”が速やかに次の動作に移れる姿勢」こそ最適のドライビングポジションとの考えに基づき、配布した資料に沿って説明が行なわれた。また、この日の会場は、昨年放送された米倉涼子さん主演ドラマ「ドクターX」の収録に使われた場所。劇中の米倉さんの口癖である「致しません」という台詞を説明の中に盛り込み、参加者の笑いを誘っていた。
その後行なわれた試乗は、六本木ヒルズを起点に往復20分程のコースを走行。参加者にとっては、開発エンジニア同乗で行なわれる貴重な試乗になったようだ。また、試乗を待つ間は開発者との雑談形式のトークショーもあり、ここでしか聞けない開発の裏話などが語られるなど、少人数イベントならではの濃密な時間が流れていた。
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