ジープ 「レネゲード」 を販売開始
osaki
FCAジャパンは、同社が展開するJeepブランドとして初のスモールSUVである新型「Jeep Renegade(ジープ・レネゲード)」を、9月5日から販売すると発表した。
新型レネゲードのテーマは「アーバンサイズ。アドベンチャークラス」。ジープ伝統のパワフルな佇まいと4x4性能を受け継ぎながら、都市に適したボディサイズおよびスタイリングに合った多目的性、機動性、高級感を強化したジープの新型モデルの最大の特徴は、野性的なボディフォルムとアグレッシブなプロポーションによる斬新なエクステリアデザイン、そして精密に仕上げられたディテールや、革新的で上質な色彩と素材を使ったインテリアデザインだ。
ヘッドライト/テイルランプやルーフなどさまざまな場所に使われている「X」のマークは、1940年代米軍がガソリン運搬用に使用したジェリー缶の表面に描かれたマークが基となっており、レネゲードのデザインテーマとなっている。「デザイナー自身が欲しくなるようなスモールSUV」を目標に取り組んだ新型車のインテリアに採用した独自のデザインテーマを、デザイナーたちは「テクトニック(Tek-Tonic)」と名付け、ジープの世界観に快適さと機能性の融合を組み合わせたインテリアづくりを意味している。Xマーク、7スロットグリルなどジープのアイコンを、エクステリア以上に多数取り入れた点がインテリア最大の特徴。さらに、「エクストリームスポーツ」からインスピレーションを得たディテールもレネゲードならではの要素。たとえば、エアコンの吹出し口やシフトベゼルはスキーのゴーグルやブーツ、艶やかな色彩のカラビナからヒントを得て創られた。 また、タコメーターのレッドゾーンは、ペイントボールゲームで被弾した際の塗料が飛び散った模様をイメージしている。
パワートレーンは、オープニング・エディション/リミテッドには直列4気筒1.4リッターターボエンジンと6速デュアルクラッチATを搭載。アイドリングストップ機能を採用するなどし、オープニング・エディションはジープブランドとして最高となる15.5km/L(JC08モード燃費)を実現。トレイルホークには2.4Lタイガーシャーク マルチエア2エンジンを搭載。 走行状況とドライバーの要求 に合わせ、シリンダーごとそしてストロークごとに吸気バルブの開閉タイミング、リフト量及びリフト 時間を制御する電気油圧アクチュエータを採用している。 これにより、性能を向上させ、燃費を最大限に高めている。 トランスミッションはセグメント唯一の9速オートマチックを採用。これにより、効率的な回転域を維持でき燃費が向上するたけでなく、トルク変動が少なくスムーズな変速、高回転域を維持できパワフルな加速が可能としている。
新型レネゲードの4x4グレードであるトレイルホークは、基本性能の段階でも高水準のオフロード性能を兼ね備えている。たとえば、アプローチアングルは30.5°、ランプブレークアングルは25.7°、デパーチャーアングルは34.3°、と乗用車派生の4x4モデルでは得難いスペックとなっている。
トレイルホークには、時速39km/h以下でのみ機能する「Jeepアクティブドライブロー」が搭載。副変速機付に匹敵する強大な駆動力を獲得、Lowスイッチにより1速による走行がワンタッチで可能となっている。さらに、チェロキーと同様のリアアクスル分離機能(必要に応じて自動で4x2から4x4に切り替わるシステム)とパワートランスファーユニット(PTU)を採用。PTUが4輪によるトラクションが必要と判断すると瞬時にプロペラシャフトを通じリアホイールにパワーを送る。
また、トレイルホークには「Jeepセレクテレイン™ システム」が搭載。走行モードをAuto=自動/Snow=雪、Sand=砂、Mud=泥、Rock=岩場から選択可能であり、場面を問わず、最適な駆動制御を実現することで高い走破性を実現。さらに、急坂を下る際に車速を自動制御する「ヒルディセントコントロール」、オフロード走行時にフューエルタンク・フロントサスペンション・トランスファーケースをガードする「スキッドプレート」、トレイルホーク専用のタイヤにより滑りやすい路面での走破性が向上する「17インチマッド&スノータイヤ」を搭載している。
価格は297万円~340万2000円。
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