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2015/10/28

日産 中国で「ラニア」の販売開始

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 日産の社長兼CEOのカルロスゴーン氏は、本年4月に開催された上海モーターショー2015で「ラニア」を世界初公開した際、同車を「過去のいかなる日産車とも異なる」と表現した。同車は、日産のグローバルチームと中国のローカルチームの協業によって開発され、斬新でスポーティなデザインや数々の先進技術の搭載により、かつてない新しい体験を自動車に求める、エネルギッシュな中国の若者世代の期待に応えるものだという。販売価格は105,900人民元(約202万円)から。

 「ラニア」は、中国人の嗜好に合わせたモデルであると同時に、Vモーショングリルや、ブーメラン型ヘッドランプ、キックアップされたCピラー、フローティングルーフなど、日産のグローバルデザインの特徴も多数採用した、力強く、従来のセダンにはない個性的なルックスを持つ。また、インテリアは、ダイナミックな外観に合わせて、モダンでドライバー中心のコックピット、グライディングウィング・コンセプトに基づいてデザインされたインストルメントパネル、シートやトリム部分に使用した高品質でスポーティな素材などにより、モダンに仕上げられた。

 日産は、中国で最も強い影響力を持つ消費者層になりつつある80年代・90年代生まれの若者世代の嗜好を理解するため、上海モーターショー2013では「Friend-ME(フレンド・ミー)コンセプト」を、北京モーターショー2014では「ラニアコンセプト」を発表し、時間をかけて量産車の「ラニア」へと進化させた。実際に「ラニア」のオリジナルデザインは、北京におけるデザイン拠点である「日産デザインチャイナ」の若手デザイナーたちによって生み出されており、そのほかの多くのプロセスにおいても、中国人が舵取り役となって開発が進められた。

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