ホンダ、アジア大洋州地域初の四輪テストコースをタイに建設
matsugumaホンダの研究開発子会社である株式会社本田技術研究所のタイ現地法人であるHonda R&D Asia Pacific Co., Ltd.(HRAP)は11月8日、アジア大洋州地域における商品開発活動の強化を目的として新たに四輪テストコースの建設を決定し、同日地鎮祭を行ったと発表した。地鎮祭には、副首相であるソムキット・チャトゥシピタック氏をはじめとするタイ政府の方々や、在タイ日本大使館大使である佐渡島志郎氏をお招きし、Hondaからは代表取締役会長の池史彦、アジア・大洋州地域本部長の安部典明らが出席した。
新たな四輪テストコースは、タイ中央部プラチンブリ県に建設され、その80万平方メートルの敷地には、さまざまな路面条件でテストできる走行路が設置される予定。建設に関する投資額は17億バーツで、稼働開始は2017年を予定している。テストコースの完成後は、パワートレイン開発を除くほぼすべての車両研究活動がタイにおいて可能になるため、さらに効率の高い開発を実現していくという。
タイの四輪テストコースは、日本以外の地域では米国に次いで2番目、アジア大洋州地域においては初となる。また、テストコースには二輪用テスト専用路も一部に設置するなどし、Hondaの二輪、および汎用製品のテストにも活用していく。
新たなテストコースの建設にホンダ代表取締役 池史彦会長は、「Hondaは研究開発活動に重きを置き、これまでも力を注いできました。タイに新たに四輪テストコースをつくることで、この地域のお客様にさらに魅力的でお求めやすい価格の製品を、今までもさらに早く、効率よくお届けできるよう努力していきます」とコメントした。
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