光岡自動車は２月18日、コンパクトセダン「ビュート」に15台限定の特別仕様車「ビュートゴールドプレミアム」を設定し、19日から発売を開始した。また、特別仕様車の発売に合わせ、４ドアセダン「ビュート」と５ドアハッチバック「ビュートなでしこ」の車両本体価格の改定も発表した。

　ビュートゴールドプレミアムは、グリルバッヂ（写真右）やインストメントパネル、リヤパーセルボードに日本の伝統工芸「金箔」をちりばめ、心の豊かさや上品さを表現したモデル。使用された金箔は、国内生産99％のシェアを誇る“金沢箔”を採用。金の含有率は約95・８％で、一台あたり約０・５ｇ使用している。

　デザインの特徴となるボディカラーは、包み込まれるような暖かさを表現した“ゴールドパール”を採用。一般的なパールホワイトとは異なり、原色ベースにゴールド塗装を施し、その上からゴールド系のパール光輝剤を添加。さらにクリアコートすることで正面から見ると黄み強い印象を与え、そこから角度を変えてみると爽快な青みがかかった、シルクのように艶やかな表情を見せてくれる。

インテリアは、ボディカラーとリンクしたアイボリーホワイトを基調とし、搭乗者が直接触れるドアノブやシート座面部分にさわり心地の良いスエード調を採用。また、ステアリング左右のパネルに金色のデコレーションストライプと“ｇｏｌｄ　ｐｒｅｍｉｕｍ”のロゴを配置し、上品さを演出している。クルマの内外装に金箔を採用するという、光岡自動車のクルマ作りにおける“こだわり”を表現したモデルといえるだろう。
　このほか、ビュート／ビュートなでしこの車両本体価格の改定は、材料や生産コスト、生産台数を再考したことに起因するという。２月19日受付分より、改定される。
【車両本体価格】▽ビュートゴールドプレミアム＝３２９万９４００円▽ビュート＝２３８万６８００円～３１１万５８００円▽ビュートなでしこ＝１７８万２０００円