ロールス・ロイス・モーター・カーズは３月16日、４シーターコンバーチブルの新型車「ドーン」を報道陣向けに初公開した。

「夜明け」という意味のドーンは、１９５０年～54年の間にわずか28台のみが生産された「シルバードーン」のドロップヘッド（コンバーチブルのイギリスでの呼称）から発想を得て開発。クーペの「レイス」をベースに、リヤヒンジで前方が開閉するドアに電動開閉式のソフトトップを持った最高級４シーターコンバーチブルを実現した。

ソフトトップは時速50㎞まで走行中も開閉操作が行なえ、約20秒で閉じることが可能。ルーフの開閉動作にも美しさを求めるとともに、ソフトトップを閉めた時の室内の静粛性は世界でもっとも静かなコンバーチブルを目指して開発された。

インテリアは、白を基調に上質なレザーやウッドパネルをふんだんに採用。リヤエンドに向かって上昇するベルトラインがリヤキャビン周りに包まれ感をもたらし、居心地の良い空間を演出する。また、ドーンにもロールス・ロイスの他モデル同様に多彩なビスポーク（カスタマイズ）が用意されており、自分好みの室内に仕立てることが可能となっている。

パワーユニットは、Ｖ型12気筒６・６㍑ツインターボ（６３２ＰＳ／８００Ｎｍ）に８速ＡＴとの組み合わせ。安全装備なども充実しており、夜間走行時の安全性に貢献する熱源感知システム付ヘッドアップディスプレイや、ＧＰＳデータを活用し前方の状況を把握することで、最適なギアを選択するサテライトエイディッドトランスミッション（ＳＡＴ）などを装備する。

【希望小売価格】
３７４０万円～

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