クルマに関するあらゆるサービスをワンストップで実現するガレージステーション
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新車販売や中古車の買い取りから、整備、車検、レンタカーと、クルマに関するあらゆるサービスを一貫して行なうワンストップサービスをコンセプトに、2月にイオンモール土浦(茨城県土浦市)の駐車場内にオープンしたのが「ガレージステーション」だ。これらの業態をショッピングセンターの駐車場内に一つにまとめた〝ありそうでなかった〟業態として、いま注目を集めている。
■集客力の高いショッピングセンターの駐車場に出店
ガレージステーションは、ショッピングセンターを展開するイオンリテール(以下、イオン)とロードサービスを柱とする日本ロードサービス(以下、JRS)の共同事業としてスタートしたもの。イオンは事業用地となるショッピングセンターの駐車場を貸し出すことでピーク時以外の駐車場スペースの有効活用、JRSはこれまで培ってきたネットワークを通じてガレージステーションのテナントを集めることで、集客力の高いショッピングセンターの駐車場への出店を可能としている。
ガレージステーションに集まっている店舗はすべて路面店。しかし、JRSの有泉丈取締役は「いまは明確な目的意識を持った人しか路面店に集まらないので、人が集まる場所に路面店を出店することが次のスタイルになるだろう」と話す。今後は、目的意識につながるユーザーやまったく興味のないユーザーなども、将来の見込み顧客として取り込めるような環境をつくっていきたいとしている。
イオンとJRSは今後、茨城県を軸に、同じような地域性を持つ栃木・群馬・埼玉エリアでの出店を計画し、3年以内に30店舗ほどを展開する構想としている。
■クルマのトータルサポートを提供する〝街のカーコンシェルジュ〟
第1号店となったガレージステーションイオンモール土浦店は、2棟の建物とガソリンスタンドで構成され、新車販売をスズキ自販茨城、中古車販売を輸入中古車専門のロペライオが担当し、同じ建物には車検・整備の窓口もある。また、中古車オークション最王手のUSSとも提携しているので、良質な中古車がお手ごろ価格で手に入れられるのも特徴の一つとなっている。
もう一つの建物では、レンタカーをUSSが運営するさくらレンタカー、中古車買い取りのラビットが入居する。レンタカーは、イオンモール土浦に集まって大きなレンタカーに乗り換えてドライブに出かけるという使い方を提案し、トヨタ・ヴェルファイアやランドクルーザープラドなど、大型モデルを揃えることで他店舗との差別化を図っている。
店舗管理責任者の慶本正憲さんは「車検目当てで来店したユーザーがクルマの購入につながった」と、店舗間の連携や相乗効果が出ていると手応えを語ってくれた。今後は、駐車場内で無料のタイヤ空気圧チェックやショッピングモールに来場する高齢者に対する安全運転講習などで、ガレージステーションをアピールしていくという。
買い物ついでに愛車の整備や中古車の査定依頼など、クルマのことなら何でも相談できるのがガレージステーション最大の特徴。クルマに関して気になることがあったら、まずは気軽に立ち寄ってみよう。
【店舗詳細】
▽所在地=茨城県土浦市上高津367▽℡=029‐896‐7707▽営業時間=10時~20時 年中無休
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