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2016/05/01

三菱ふそう・キャンター 大幅改良 クラストップレベルの燃費性能を実現 室内空間の快適性を向上

osaki
カーアンドレジャーニュース

三菱ふそうトラック・バスは4月26日、小型トラック「キャンター」を大幅改良し、2016年モデルとして発売を開始した。2010年のデビュー以来の大幅改良は、エンジンのリファインにより燃費向上と、内外装のデザイン変更、収納スペースの拡大で快適性と利便性を高めた。

■落ち着いた快適な空間で〝ドライバーズファースト〟を実現
全日本トラック協会の調査によると、短距離・中距離を運転するドラックドライバーは、運転だけでなく車内での待機時間を含めると、1日平均約8時間を車内で過ごすという。そのため、改良されたキャンターは、1日の約3分の1時間を過ごす〝第二のリビング〟である室内空間を、より快適でリラックスできるものにするというコンセプトのもと開発された。

室内はブラックとシルバーを基調とした落ち着いた色調とした。運転席のシートはサイドサポートを採用しホールド性を高め、座面クッションを拡大することで、座り心地が良く疲れにくいシートを新たに採用した。

また、従来カスタム仕様に装備されていたオーバーヘッドシェルフやフロアコンソールなど、収納スペースを標準装備化。機能性と快適性を高めることで、ドライバーの疲労軽減を図る。

 

■変速ショックの少ないデュアルクラッチ式AMTを採用
さらに、ドライバーの負担軽減のためトルコン式ATの2ペダル運転の容易さとMT並みの省燃費性を両立し、二つのクラッチを瞬時に切り替えられることで乗用車感覚の走りを実現するデュアルクラッチ式AMT「デュオニック2・0」を新採用した。ストップ&ゴーの多い配送作業や渋滞時などでもクラッチ操作が不要。さらに、採用されている湿式クラッチは定期的な交換が不要なので、整備にかかる時間とコスト節減にも貢献する。

加えて、坂道発進時のずり下がりを抑えるヒルスタートアシストを新たに採用し、より運転のしやすいトラックを実現している。

 

■エンジンのリファインでクラストップレベルの燃費性能を実現
搭載される3・0?ディーゼルエンジン(4P10型)は、フラットなトルク特性により、発進から加速、高速時まで粘りのあるパワフルな走りを実現するとともに、エンジンだけでなく車両トータルでのチューニングを施し燃費を向上させた。国内トップレベルの省燃費モデルとなり、最大積載3t以下のISS(アイドリングストップ&スタート)付き仕様全車で、2015年度重量車燃費基準+10%、その他車両も全車で2015年度重量車燃費基準+5%を達成している。

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