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2016/06/03

日本自動車部品工業会、新役員体制を発表

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)は5月25日、新役員体制の発表および、平成28年度の事業計画の説明会を開催した。

 2期4年にわたり会長職を務めた玉村和己氏の後任として、新たに志藤昭彦氏(ヨロズ会長)が会長に就任。新任では、岡野教忠氏(リケン会長)が副会長および総務委員会委員長に就任、角堂博茂氏(プレス工業社長)が副会長および関東支部長に就任した。

 

 岡野会長は就任にあたり「自動車産業は中長期的に一段と成長が見込める産業であり、自動車部品産業にとってもビジネスチャンス」としながらも、「部品業界はグローバル化の進展、国際競争の激化、安全・環境に対する規制強化に対して迅速な対応が求められている」と課題も多くあると述べた。これらの解決に向け、部工会の事業計画・活動として「中小企業の支援、海外事業の安定化の支援、模倣品対策、環境変化への対応を重点施策として、継続して取り組んでいきたい」と説明した。

 

 部品業界の展望としては、「自動車業界は今、安全、環境、自動運転など、先端分野の研究開発が進んでおり、部品メーカーにも新たな役割が求められている」とし、さらに電気、電子、通信などの他業種からの参入による競争の激化を挙げた。

 

 部品共通化や業界再編といった話題にも触れ、「現段階で再編が起きるとは考えられない。国内の部品メーカーは体力も競争力もあり、系列ではなくても生き残れる」とした。また、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が進展していくなかで、日本メーカーが生き残っていく鍵として「競争力の強化」を挙げ、今後は地産地消がさらに進むとの見方も示した。

 

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