カーアンドレジャーニュース > 日産・セレナをフルモデルチェンジ プロパイロットを日産車初採用し、家族のためにBIG、EASY、FUNをさらに進化
2016/08/24

日産・セレナをフルモデルチェンジ プロパイロットを日産車初採用し、家族のためにBIG、EASY、FUNをさらに進化

osaki
カーアンドレジャーニュース

 日産自動車は8月24日、ミドルサイズミニバンのセレナをフルモデルチェンジして発売した。歴代モデルで培ってきたBIG(広い室内空間)、EASY(運転のしやすさ、使いやすさ)、FUN(すべての乗員が楽しめる)という開発コンセプトをさらに進化させ、スマートシンプルハイブリッド(Sハイブリッド)のパワーユニットに、クラストップの室内空間と自動駐車機能、インテリジェントパーキングアシストや渋滞走行と長時間巡航でドライバーをサポートする自動運転技術、プロパイロットを採用し、利便性・安全性を高めた。

 エクステリアは次世代のミニバンとして新しさを大いに取り入れている。フロントマスクは日産車に共通するVモーショングリルと、二段構成のヘッドランプを採用。太めの横桟グリルにより立体的で力強い顔つきとなった。また、ハイウェイスターには、より力強いデザインが与えられている。ユニークなのはサイドビュー。AピラーとDピラーをブラックアウトとすることで、あたかもルーフが浮いているようなデザインとなった。ボディサイドを波打つキャラクターラインに加え、ハイウェイスターはサイドシルプロテクターとボディを一体的に見せるもう一つのラインで躍動感をプラスさせている。

 パワーユニットは直列4気筒2・0㍑直噴ガソリンエンジン+小型モーターからなるSハイブリッドを継承。燃費を向上させ、17・2㎞/㍑(JC08モード、一部グレード)となった。

 室内空間でこだわったのは2列目席と3列目席の広さ。膝まわりの空間が広がったほか、2列目席は900㎜のロングスライド+横スライドを持ち、3列目席にも前後スライド機能が採用された。

 運転のしやすさを高めるもとして、インテリジェントパーキングアシストを採用。エクストレイルで採用されたものより操作手順が簡略化され扱いやすくなっている。また、車両後方のカメラ画像をルームミラーに映すスマートルームミラーも暗い場所での視認性の向上など性能が向上した。さらに、使いやすさを高める装備として、キャップレス給油口も採用。給油口のフタを開け、そのままノズルを差し込み給油ができるので、キャップの脱着で手を汚すこともない。

 このほか、スライドドア下に足をかざすことでスライドドアが自動的に開く、ハンズフリーオートスライドドアが採用された。両手がふさがっている場合には便利。また、バックドアはドア全体の開閉と、ドアガラス部分だけを開閉できる2種類の開閉方法を持つ。車両後方にゆとりのない場所でのドア開閉や小物の取り出しがしやすくなった。

 完全自動運転化への第一歩ともいえるのがプロパイロット。渋滞走行と巡航走行の二つのシーンでアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御し、ドライバーの負担を軽減してくれる。ドライバーがセットした車速で渋滞の低速時から高速巡航時まで先行車量を追従する。カーブではステアリング制御も行ない設定した車速で車線中央付近を走行するよう、ステアリング操作を支援してくれる。このシステムにより、行楽帰り一人運転手に徹するお父さんのストレスも幾分解消されるかもしれない。

 週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/

Facebookで更新情報をチェック!