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2016/09/26

フォルクワーゲン・ビートルの一部改良を実施 

osaki
カーアンドレジャーニュース

 フォルクスワーゲングループジャパンは9月21日、ブランドアイコンモデルのザ・ビートルのデザインを変更して発売した。デザイン変更に加え安全性、コネクティビティも向上させるとともに、ボディカラーに新色2色と、限定モデルで好評だったサンドストームイエローメタリックとハバネロオレンジメタリックが加わり、全8色となりカラーバリエーションも広がった。設定されるグレードは「ベース」「デザイン」「2・0 Rライン(旧ターボ)」の3グレードで、搭載されるエンジン、トランスミッションに変更はない。

■前後バンパーを変更
 デザイン面では、フロントとリヤのバンパーデザインを刷新したことで、これまでのすっきりとした外観に比べ、スポーティさと精悍さが増した。
 インテリアも新たなデザインを採用し、クールな室内空間を実現した。特に「デザイン」では、ダッシュパッド、ドアトリム、ステアリングトリムをエクステリアカラーと同色とし、さらに、ブラックないしはベージュの専用格子 調ファブリックシートやオプション装備のレザーシートと組み合わせることで、最大32通りのカラーコンビネーションとなり、乗る人の好みにより近づけるようになった。

■ドライバー疲労検知システムを全車標準装備化
 安全面では、新たにドライバー疲労検知システムが全車に標準装備となったほか、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)やリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)を上級グレードの「2・0 Rライン」に標準装備、「ベース/デザイン」には、オプション装備とし、同社のフォルクスワーゲン オールイン・セーフティに基づいた、最新の安全装備が搭載された。

■純正インフォテイメント全車標準装備に
 コネクティビティでは、フォルクスワーゲン(VW)が提供するオンラインサービスの〝カーネット〟の一つである〝App-Connect〟を搭載した、VW純正インフォテイメントシステム、コンポジションメディアを全車標準装備とし、スマートフォンと接続するだけで〝ミラーリンク〟〝カープレイ〟〝アンドロイドオート〟など三つの異なる通信プロトコルを利用できるようになった。

 さらに、オプション装備の純正ナビゲーションシステムも従来の714SDCWに代わり、機能を大幅に向上させた最新の〝716SDCW〟に変更。従来の高い利便性に加え、 より精度の高い位置情報や交通情報の受信ができ、なおか素早くスムーズに操作できるようになった。

ザ・ビートルに導入される3グレードのそれぞれの特徴は次の通り。

【ベース】
 エクステリアには新デザインの前後バンパーを採用し、インテリアはブラックペイントのダッシュパッドと専用のファブリックシートを採用。エンジンは直列4気筒SOHC1・2㍑ターボ(最高出力105PS/5000rpm、最大トルク17・8㎏m/1500~4100rpm)、トラスミッションは7速DSGが組み合わされ、JC08モード燃費は17・6㎞/㍑をマークする。パワーユニットは、小排気量エンジン+直噴+過給器というVWの高効率ガソリンエンジンの〝方程式〟そのもので、1・2㍑ターボユニットは1・8㍑NAに匹敵するトルクをアイドリング近辺の回転域から発生する。

【デザイン】
 ベースと同じく前後に新デザインのバンパーを採用するが、リヤディフューザーなどにクローム加飾が採用される。インテリアはダッシュパッドやドアトリム、ステアリングトリムの各部がボディカラーと同色になっている。シートは専用の格子調デザインを採用し、ブラックまたはベージュから選択が可能だ。

 エンジン、トランスミッション、JC08モード燃費はベースと同じ。

【2・0 Rライン】
 ザ・ビートルの本格的スポーツモデルとして、これまでの2グレードとは一線を画している。エクステリアは、新デザインのフロントバンパーにクロームストリップ、フェンダーには〝Rライン〟のバッジが装着される。またリヤバンパーにはブラックペイントのリヤディフューザーを装備。さらに、ブラックペイントのサイドスカートや、ホイールハウスにはエクステンションが追加され、全幅も10㎜広がっている。

 インテリアは専用のファブリックシートに加え、インパネには油温計、ストップウォッチ、ブースト計からなる3連メーターが標準装備される。また、安全装備は全車標準装備のドライバー疲労検知システムに加え、リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)、プラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)が標準装備される。

 パワーユニットは直列4気筒DOHC2・0㍑ターボ(最高出力211PS/5300~6200rpm、最大トルク28・6㎏m/1700~5200rpm)が搭載され、6速DSGトランスミッションとの組み合わせ。他の2グレードに比べ100PS以上もパワーアップしながらもJC08モード燃費は13・4㎞/㍑を記録する。タイヤは2インチアップの235/45R18が装着される。走ることへの期待を高揚させるモデルで、ザ・ビートルの〝GTI〟といえるモデルだ。

 【希望小売価格】ベース=234万9000円▽デザイン=269万9000円▽2・0 Rライン=345万9000円

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