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2016/10/28

アウディ、A4のハイパフォーマンスバージョン「S4 / S4 アバント」をフルモデルチェンジ

osaki
カーアンドレジャーニュース

 アウディ ジャパン株式会社は、S4セダン及びS4 アバントをフルモデルチェンジし、受注を開始した。なお、納車は12月下旬以降の予定となっている。

 新型S4 / S4 アバントが搭載する3.0 TFSIエンジンは、「Bサイクル」と呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用しており、従来型に対しパワーとドライバビリティを大幅に向上させる一方で(パワーは15kW/21PS、トルクは60Nmアップ)、燃料消費も低く抑えている(JC08燃費は従来型の12.6km/ℓから12.7km/ℓに若干向上)。同時に過給方式も、従来のスーパーチャージャーからターボチャージャーに代え、トルクとレスポンスを改善。シリンダーブロックをアルミ化するなどして、エンジン単体の重量を従来型比14kgも削減している。

 通常走行時エンジントルクを前40:後60の割合で分配するクアトロフルタイム四輪駆動システムには、トルクベクタリング、リヤスポーツディファレンシャル(オプション)といったシステムやメカニズムを加えることで、トラクションと敏捷性をさらに最適化。前後ウィッシュボーン式のサスペンションは、Sモデル専用のスポーティなセッティングにより、車高を通常のA4比20mm下げている。

 A4シリーズのトップバージョンとして、S4 / S4 Avantには快適性や安全性に関わる最新テクノロジーもふんだんに搭載。アシスタンスシステムについては、A4やAudi Q7などに採用されている衝突防止システム、「アウディプレセンス」の機能をさらに拡張し、前方だけでなく、後方や側方もセンサーやカメラを使って常時監視するようにしている(アウディサイドアシスト及びアウディプレセンスリヤを標準装備)。同じく標準搭載されている「トラフィックジャムアシスト付きアダプティブクルーズコントロール」は、渋滞時にアクセル、ブレーキに加えてステアリング操作まで代行し、将来の自動運転につながる技術を採用している。

 操作システムやインフォテイメントシステムについては、最新のナビゲーション機能を備えたMMIシステムを搭載。バーチャルコックピットやヘッドアップディスプレイといった先進機能も、S4としては初めてオプション設定された。

 価格はセダンが839万円、アバントが868万円。

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