日野自動車は10月22日、日野自動車21世紀センターシャノン21（東京都八王子市）で「第44回日野自動車全国販売会社サービス技術コンクール」を開催した。

　全国10支部の予選大会で優勝した10チームが支部代表として参加したほか、各支部大会２位の中で上位の成績を残した２チームが特別枠として加わり、計12チーム36名が実力を競った。その結果、フロントアドバイザー部門は九州日野の財津吉宏さん、サービスエンジニア部門は九州日野の松石耕太郎さん・片峰淳希さんペアが１位を獲得し、九州日野が15年ぶり７度目の総合優勝に輝いた。

　同コンクールは、トータルサポート強化の一環として、全国の日野販売会社のサービスエンジニアやフロントアドバイザーの技術力向上を目的に１９７１年から毎年開催されている。

　競技内容は、日常の業務に近い状況を再現して行なわれた。競技は１チーム３名（フロントアドバイザー１名、サービスエンジニア２名）で行なわれ、お客が販売店に来店し、フロントでの接客応対を審査する“フロント競技”、お客のクルマを預かって不具合箇所の診断や車両点検の的確さを審査する“車両競技”、不具合箇所を整備する“メンテナンス競技”、そして商品や業務に関する知識を問う“学科競技”の４種目を実施。チームとして総合点トップを狙うほか、フロントアドバイザーの接客応対や、サービスエンジニアの迅速なメンテナンスが部門別に評価される。

　閉会式では、柿沢専務役員が「今大会で得た体験をさらなる技術力の向上に活かすとともに、これらの輪をそれぞれの支店、販売会社にとどめず、チーム日野全体に広げてもらいたい」と述べ、大会を締めくくった。

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