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2017/02/07

トヨタガズーレーシング、2017年活動計画を発表 人を鍛え、クルマを鍛え、クルマファンの拡大を目指す

osaki
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ自動車は2月2日、2017年モータースポーツ活動計画を発表。トヨタガズーレーシングとして内外のレース/ラリーに参戦。もっといいクルマづくりに向け、人を鍛え、クルマを鍛える活動に取り組むとともに、ファン層拡大まで一貫して取り組む。計画発表会では、復帰戦で快調な滑り出しを見せたWRCチームによるトークショー、ヤリスWRCのデモ走行も行なわれた。

 WRC(FIA世界ラリー選手権)には18年ぶりに復帰。開幕戦のラリーモンテカルロでは、総合2位という幸先良いスタートを切った。チーム代表はT・マキネン。J-M・ラトバラ、J・ハンニネンの2名がヤリスWRCで世界を転戦する。

 WEC(FIA世界耐久選手権)には改良型TS050ハイブリッドで参戦。第2戦・スパ(ベルギー)と、第3戦・ル・マン(フランス)は3台で、その他7戦は2台で参戦する。

 もっといいクルマづくりの原点ともいえるニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ)は、人づくりの原点に立ち返り、今季はレクサス RC1台で参戦。また、GT3規格のレクサス RC Fがいよいよローンチし、米国IMSA選手権と国内のSUPER GTシリーズGT300クラスを走る。

 一方、同GT500クラスは参戦車両をレクサス LC500に変更。全日本スーパーフォーミュラ選手権には、直列4気筒2・0㍑直噴ガソリンターボエンジン(RI4A型)を、6チーム11台に供給する。

 さらに、内外トップカテゴリーで活躍できるドライバーの育成として、トヨタガズーレーシングラリーチャレンジプログラム、トヨタヤングドライバーズプログラムを継続する。

 クルマファン拡大のために、参加型モータースポーツとして、86/BRZやヴィッツのワンメイクレース、ラリーチャレンジの開催や、クルマの基本操作からハイレベルな実践テクニックまで学べるドライビングレッスンも開催する。

■サプライズで豊田社長もトークショーに参加
 トークショーでは、開幕戦2位入賞を果たしたラトバラと、チーム代表のマキネンが、開幕戦の印象を述べた。そこへ、豊田彰男社長がサプライズで登壇。当日欠席と聞いていたマキネンも、さすがに驚きと喜びを隠せなかった。

 その後、走行中、クルマとどような対話をしているか? ついて話題が及ぶと、マキネンは「クルマを愛しているからこそ、クルマをよく知っている、どうすれば一番速く走らせられるかわかる」と語り、豊田社長を唸らせた。ラトバラは「私は負けず嫌い、学びの年でも、どんどん強くなりたい」と第2戦以降への意気込みを語った。

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