生麦JCTと横浜港北JCTを結ぶ「横浜北線」3月18日16時に開通
matsuguma
首都高速道路株式会社は2月9日、報道機関向けに3月18日16時に開通予定の横浜市道高速横浜環状北線(横浜北線)の現場を公開した。
横浜北線は、首都高横羽線と大黒線の生麦JCTから第三京浜の横浜港北JCTまでの約8・2㎞をつなぐ路線で、この間に岸谷生麦、馬場、新横浜の双方向に進める各出入口を設置予定。このうち馬場出入り口は2019年度の開通を予定している。
新区間が開通することにより、新横浜から横浜港や羽田空港までのアクセスが向上するほか、横浜市内の高速道路ネットワークが強化され、物流の効率化や災害時の信頼性向上、観光振興などのストック効果が期待される。
また、全線の約7割に及ぶ約5・9㎞の区間は最新の防災設備を設置した「横浜北トンネル」となり、トンネル内には、初期消火に対応する消火器と泡消火栓を約50ⅿ間隔で設置。非常口は約250ⅿ間隔で設置し、トンネル下部の避難路に素早くアクセスするためすべり台式を採用した。この非常口は跳ね上げ式の扉で、押しボタンで開放されるが、緊急時を想定して電気を使わない仕様となっている。
このほかにも、管制室から遠隔操作する水噴霧設備をはじめ、異常を検知するテレビカメラや自動火災検知器、情報伝達用のスピーカーなどの防災設備を採用した。
同社は、新区間の開通を記念し、一般の方が参加できる記念イベント「横浜北線ウォーク&ラン」を3月11日に開催する。参加人数は、2万人を想定しており、公式HPから参加申し込みが可能。また、12日には横浜港北JCTと新横浜換気所間の8・2㎞をクルマで走行する「ファンラン」も開催されるので、この機会にぜひ参加してみよう。
(水噴霧設備作動時の様子(左)、泡消火栓の実演)
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