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2017/04/02

首都高横浜環状北西線工事のシールドマシン発進式を開催 横浜市の工事で過去最大のマシンを使用

osaki
カーアンドレジャーニュース

 横浜市と首都高速道路は3月27日、横浜環状北西線北八朔発進立坑ヤード(横浜市緑区)内で「横浜環状北西線シールドマシン発進式」を開催した。

 現在工事が進められている北西線は、東名高速・横浜青葉ICと第三京浜・港北ICを結ぶ、延長約7・1㎞の路線で、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までの開通を目指して事業が進められている。北西線が開通することで先日開通した横浜北線と一体となり、横浜市北西部と横浜都心部、湾岸エリアが直結され、東名~大黒ふ頭までの所要時間が現在の約40分~60分から、約20分と大幅に短縮されるとしている。

 北西線は約4・1㎞がトンネル構造で、トンネルの内径が11・5mの2車線道路となる。今回発進したシールドマシンは、横浜市緑区八朔町の発進立坑~同都築区東方町の到達立坑の約3・9㎞を掘り進めるもの。横浜市道路局の中島泰雄局長はシールドマシンについて「直径12・6m、長さ約13m、重さ約2000tで、これまで横浜市内で使用されたシールドマシンとしては最大」と説明した。また、最大約65mの深さを1日あたり最大約20mのスピードで掘り進め、来年夏頃に到達立坑に到着する予定であるとした。

 式典で林文子横浜市長からの挨拶を代読した平原敏英副市長は「横浜港~東名高速間の大幅な所要時間短縮、横浜港の物流機能の向上、災害時の緊急輸送路の確保や生活道路における渋滞解消」などのメリットを挙げ、新路線の重要性を説いた。

 また、首都高速の宮田年耕社長は「横浜北トンネルや山手トンネルなどで培ったプロジェクト管理や設計施工に関する技術力を最大限に発揮し、東京オリンピック・パラリンピックを目標に、横浜環状北西線の早期整備に向け全力を尽くす」と述べた。

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