ダイハツ ミライース発売、軽の本質に加え、「安全・安心」を追求したDNGAの原点
matsuguma.jpg)
ダイハツは5月9日、「ミライース」をフルモデルチェンジした。基本性能を高めるとともに、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を搭載し、安全性能も飛躍的に向上した。
2011年に第3のエコカーとしてデビューしたミライースは、低燃費・低価格・省資源を特徴として軽自動車の魅力を創出した。一方、近年のユーザーニーズはこれらの特徴に加え、こだわりや品質という「+αの魅力」を求める傾向が強い。同社では、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の思想を反映させ、低燃費・低価格という軽自動車の本質を強化するとともに、安心・安全を+αの魅力として追求。「誰でも気軽に乗れる軽」を目指して開発した。
■軽2BOXの本質を追求
エクステリアは、「シンプルで無駄のない形」を進化させた軽2BOXの本質を追求。フロントフェイスは、ノーズを長く見せ、ドアから連続する立体的で存在感のあるバンパー造形で安心感を演出。フロントからサイドへ回り込むエアロスカート風のワイドバンパーで低重心のワイドスタイルを表現した。
また、空力に配慮したピラーの傾きと特徴的なサイドウィンドウで良好な視界を確保したほか、水平基調のベルトラインと立体的なドア断面を前後に通し、大きく伸びやかな知的な佇まいを手に入れた。
インテリアは、全体的に質感を高めながら豊富なポケットを設置するなど日常にジャストフィットする快適装備を搭載した。黒を基調とした車内は、左右に広がる水平基調のインストルメントパネルが特徴。すっきりとした造形で圧迫感を感じさせず、シックでモダンな雰囲気を醸成した。シートには、黒とライトグレーのハイコントラスト配置で手触りがよく、立体的な柄をあしらったメイン生地を採用し、上質感を演出した。
さらに、軽自動車初となる電気スイッチ式バックドアオープナーを採用。運転席と助手席には掘り込み式インパネドリンクホルダーを設置し、手の届く範囲に7つのポケッテリアを配置。日常での使い勝手を高めている。
■高剛性と軽量化を両立する「Dモノコック」採用
プラットフォームには、ムーヴから導入したダイハツ独自のボディ構造「Dモノコックを採用」。新型車には、各部材の材料選定、補強材配置、また結合構造の合理化に取り組み、従来のDモノコックを上回る剛性と軽量化を両立した。
また、パワーユニットは、従来のKF型をベースに、オルタネーターへ回転を伝えるベルトを低フリクション化するなどメカニカルロスを低減し、エネルギー効率を改善。CVTも従来型をベースとしながらCVTケースの肉薄化を図り、軽量化に貢献。このほか、足回り部品の最適化や樹脂パーツの採用等により、先代と比べ最大80㎏の軽量化を実現し、JC08モード燃費は35・2㎞/ℓの低燃費を達成した。
この軽量な車体に合わせて、新開発の13インチタイヤやサスペンション、アブソーバー等の足回り部品の特性や制御を最適化。街乗りでの使いやすさを重視した操縦安定性と、高速走行での安定感ある走りを実現した。
■スマートアシスト3搭載
スマートアシスト3は、世界最小サイズの高性能なステレオカメラを採用。衝突回避支援ブレーキ機能等で歩行者も検知可能となったほか、車線逸脱警報機能やオートハイビーム機能を追加し、高い安全性を備えている。
また、軽で初となるコーナーセンサーを標準装備。フロントとリヤに2個ずつのセンサーを搭載し、障害物へ接近すると距離に応じてメーター内表示とブザー音でドライバーに伝えてくれる。
【希望小売価格】84万2400円~133万9200円
週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/
Facebookで更新情報をチェック!