カーアンドレジャーニュース > 国内最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」開催
2017/05/29

国内最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017」開催

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 日本最大の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017(主催・自動車技術会)」が5月24日から26日まで、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された。

 今年で26回目を迎えたこの展示会は、自動車メーカーをはじめ、国内外の部品・材料メーカー、CAEソリューション、カーエレクトロニクス関連企業等が一堂に集結。過去最大規模の562社から最新技術や製品が多数展示された。また、展示規模も1175小間と過去最大を記録した。

 同展示会は、自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年から開始され、年々規模を拡大している。今回は、自動車技術会が1947年の創立から、70周年を記念した創立70周年特別企画展として「社会が変わる、技術が変わる、くるまが変わる」をテーマに、将来的なクルマの新たな活用や可能性・役割についての講演会を実施。さらに、1950年代以降の実車や技術展示を通じ、時代の転換期を革新技術を持って乗り越えてきた“歩み”を振り返る企画展示が行われた。

 自動車メーカーブースでは、各社の特徴を最大限にPRする展示が目立った。自動運転技術をはじめ、エンジン、トランスミッション、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)システムの展示も多く、ノートを片手に説明員の話を聞いて回る来場者の姿が目立っていた。

 中でも、トヨタブースでは、大勢の来場者が殺到するほどの人気ぶりを見せた。今年の2月から販売を開始しているプリウスPHVのパワートレーンの展示をはじめ、エンジン、モーター、バッテリー、ソーラーパネル等、多数の技術を展示した。

(トヨタブース)

 日産ブースでは、セレナの実車を展示し、高速道路での同一車線自動運転技術“プロパイロット”をアピール。このプロパイロットを360度体験できるVRコーナーも設置され、行列ができるほど来場者の関心を集めた。

(日産ブースのセレナ(左)、ホンダブースのライディングトレーナー)

また、ホンダブースには、フラッグシップモデルのレジェンドをベースにした自動運転の試験車両をはじめ、二輪車の安全運転教育機器のさらなる普及を目的に開発された「ライディングトレーナー」、ロボット芝刈り機「ミーモ」を展示し、同社の幅広い取り組みを紹介した。

週刊Car&レジャーについてはこちら→http://www.car-l.co.jp/

Facebookで更新情報をチェック!