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2017/07/19

神奈川トヨタ、レーシングドライバーともにサーキット走行を体験

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 神奈川トヨタ自動車(市川英治社長)は7月6日と7日、若手サービスエンジニアを対象とした「サーキット走行体験試乗会」を袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県)で開催した。

 同社では、車両の販売・整備にとどまらず〝クルマのある生活の豊かさ〟を提供するため、さまざまな取組みを行っている。その一つが、自社チームによるトヨタ・86によるワンメイクレースへの参戦だ。毎戦、各店舗から選抜されたサービスエンジニアが、サーキットでレース車両のメンテナンスにあたる。

 しかし、レース開催数も限られており〝レース現場〟を体験できるエンジニアも限られてしまい、会社の一つの取組みとしての意識も希薄になりかねない。より多くのエンジニアにレースの雰囲気や、86とスポーツタイヤの限界領域での性能を体感できる機会を提供するため、この試乗会が開催された。

 この試乗会には、同社の新車店舗からサービスエンジニアが2名ずつ、約100名が参加。さらに、今季同社チームで86レースを戦う近藤翼、小河諒両選手と、2014~15年にチームドライバーだった菊池靖選手の計3名のレーシングドライバーが指南役として参加した。

 試乗会は、各日午前と午後分けて開催。主に四つのプログラムからなり、①レーシングドライバーと同乗しワンメイクレース出場車(公道走行可能)でレーシングスピードを体験、②参加者自身が86のステアリングを握り、アクセル全開からフルブレーキ、コーナーリングというサーキット走行を体験、③タイヤの性能差を体感できるもとして、規定空気圧と25%減圧したクルマでスラロームや高速コーナーリング、フルブレーキングでクルマの動きの違いを確認するものと、レーシングドライバー同乗でアジアンブランド廉価タイヤと、ヨコハマ製スポーツタイヤの86を乗り比べ、タイヤの違いによるクルマの挙動を体験、④ピットガレージでは、タイヤローテンションを競技形式で行うという密度の濃い内容だ。

 

 また、この試乗会は、同所で定期的にタイヤ試乗会を開催している同じKTグループの神奈川ハマタイヤ(品田基宏社長)が持つノウハウやコンテンツを活かして開催された。

 会場を訪れた神奈川トヨタ・市川社長は「会社のさまざまな取組みに興味を持ってもらい、レース参戦も私たちの取組みとして自覚してほしい」と開催の狙いを説明。さらに「ノーマルの86や、最新スポーツタイヤの性能の高さに気づいてもらい、一緒にやりたいと思う人が増えてほしい」と期待を込めた。また「1回だけの開催では体験が全員に行き渡らないので、さらに機会を設けたいし、参加者も営業スタッフや本部スタッフに範囲を広げたい」と今後の展望も語った。

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